国立極地研究所
文部科学大臣表彰若手科学者賞の申請書類作成支援
6月中旬から7月初旬にかけて、平成27年度文部科学大臣表彰若手科学者賞の申請書作成支援を行ないました。所内でのURAの活動としては初めての書類作成支援です。
申請書で重要なのは、やはり研究内容について記載する部分です。候補者の研究成果をきちんとアピールすることを念頭に置きながら、専門用語の羅列で難解な文章にならないように配慮し、議論と改訂を重ねて文章を仕上げました。また、申請書の提出にあたっては、申請書類の記載方法に細かな規定がある上、論文の写しなど多くの添付書類が必要です。これらの対応には時間も手間もかかるため、研究者にはコンテンツの提供を依頼し、URAが提出のフォーマットに揃える作業をできるだけ行いました。完成した書類に不備がないかどうか、さらに所内の事務と機構本部の事務とで確認を行い、その後無事に提出しました。
今回のような書類作成支援は、研究者の研究時間の確保という面においてもURAの重要な業務の一つであると考えます。
(礒野 靖子)
第5回URA全体会議@国立極地研究所

2014(平成26)年5月28日(水)、東京・立川にある国立極地研究所 2階中会議室にて、22名が参加して、第5回URA全体会議が行われました。今回も会議に先立ち、研究所紹介として、隊員の訓練・準備に関わる施設や、南極・北極科学館などの極地研施設見学が行われました。
なお次回は、2014(平成26)年7月1日(火)、国立情報学研究所にて開催が予定されています。
(池谷 瑠絵)


研究大学強化促進事業による研究調査助成報告会
- 日 時:平成26年5月13日(火)15:00 – 17:30
- 場 所:国立極地研究所 3Fセミナー室 (C301)
- 参加者:計47名(所内39名、所外8名:機構本部、遺伝研、統数研の各URA、支援職員)
- プログラム:
•15:00 – 15:05 開会のあいさつ 中村室長
•15:05 – 17:15 研究グループ等からの報告 宙空圏研究グループ、地圏研究グループ、極域データセンター 事務部、気水圏研究グループ、生物圏研究グループ
•17:15 – 17:30 総合討論・意見交換
•閉会のあいさつ 白石所長
•17:30 反省会・意見交換会・懇親会 - 内 容:
昨年度、国立極地研究所では研究大学強化促進事業において国外・国内の他機関の研究の進め方について、組織・制度・支援などを調査し、合わせてMOU締結のための準備調査を実施しました。本報告会は各研究グループ等から調査で得られた情報・知見や所感について報告し、当研究所の研究力強化について議論することを目的として開催されました。
(末吉 哲雄)


科研費再チャレンジ支援
平成26年度の科研費公募に際して、研究計画調書を提出したものの惜しくも内定に至らなかった計画の研究代表者である所内教員・研究員に対して、次年度の科研費に再度挑戦するための支援経費を措置することとし、4〜5月にかけて「科研費再チャレンジ支援」として所内公募を行ないました。
公募の対象:基盤研究S・A・Bおよび若手研究Aの各課題に研究代表者として応募した所内教員または研究員であること。ただし、過去に同種の採択歴がないこと。
支援の条件:計画調書の審査結果の開示による評価が原則としてAであること、27年度科研費公募において同種目かより大型の種目に研究代表者として計画調書を提出予定であること。
公募の結果、6件の申請のうち、不採択の上記の条件を満たしていなかった1件を除く5件を採択し、支援を行いました。
(礒野 靖子)
JST戦略的創造研究推進事業への応募に向けた活動
1.CREST/さきがけ領域説明会への参加
平成26年4月17日にJST(市ヶ谷)で行なわれた「ビッグデータ」関連の領域説明会に2名のURAが参加しました。研究総括の説明を受け、所内で領域に合致しそうな教員に個別に話をするなど応募に向けた活動を進めています。2.統数研・極地研合同のCREST/さきがけに関する説明会
平成26年4月22日に機構本部の野水URAを招き、統数研・極地研合同のCREST/さきがけ説明会を実施しました。説明会の前半は講演+質疑応答、後半は野水URAを囲んでより詳細な質問を受けるという形式で、極地研からは6名が参加しました。
「ビッグデータ統合利活用のための次世代基盤技術の創出・体系化」の研究領域ではデータを持っている研究者からは応募を検討する声もある一方で、どのように申請書を書けばよいのか思案しているとの声も聞かれました。今年度の研究領域の多くは極地研からは応募しづらいテーマであることが影響していると思われます。研究戦略企画室では、引き続き情報取集や所内への情報提供を進め、来年度以降の応募につなげていきたいと考えています。
(礒野 靖子)
研究戦略企画室の英語名称決定!
4月に新設された研究戦略企画室の英語名称が
“Research Development Office”に決定しました!
国際対応強化、研究広報、研究戦略、研究予算獲得などの活動を軸に研究力強化を目指す研究戦略企画室をアピールできるような名称にしました。
(礒野 靖子)
平成26年4月、研究戦略企画室を新たに設置しました

国立極地研究所は平成26年4月に研究戦略企画室を設置しました。URAステーションの分野研究強化支援チームから国立極地研究所に配属された2名のURAが研究戦略企画室のメンバーとなり、所長が中心となって所内に設置した「研究戦略会議」の推進役として研究力強化を目指します。
国立極地研究所では、極域観測や国際共同研究などの強みを活かして教員の研究活動を活性化しつつ次世代の若手を育成し、我が国の研究力の向上に資するよう、国際対応強化、研究広報、研究戦略、研究予算獲得などを中心に取り組んでいます。2名のURAのうち1名は北極フィールド観測、もう1名は南極越冬観測の経験を持ち、研究者と近い距離感で業務を進めることができると考えています。
機構が掲げた5年度、10年度目の目標を達成するべく研究所の研究力強化に取り組むほか、国際連携強化のために所内の北極観測センターや国際企画室との連携を強めるとともに、学術広報の強化のために広報室との連携を推進しています。
(礒野 靖子)