効果的な広報・コミュニケーション活動

Science Report Special③〜⑤を公開しました!

広く大学・研究機関等の研究をご紹介する『サイエンスリポートWebSite』にScience Report Special③〜⑤を公開しました。是非ご覧ください。

■Science Report Special③
 「気候危機のリスクと社会の大転換

答える人:江守正多 (国立環境研究所)

国立環境研究所 副領域長。社会対話・協働推進室長(Twitter @taiwa_kankyo)。東京大学総合文化研究科客員教授。専門は気候科学。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次および第6次評価報告書主執筆者。著書に「異常気象と人類の選択」「地球温暖化の予測は『正しい』か?」など

■Science Report Special④
 「自然変動電源大量導入とエネルギーシステムモデル

答える人:藤井康正(東京大学)

東京大学 教授。大規模線形計画法やマルチエージェントシミュレーションなどのシステム工学的手法を用いたエネルギーシステムの解析に関する研究に従事。電気学会、エネルギー・資源学会、計測自動制御学会、日本原子力学会、日本エネルギー学会、IEEE会員。

■Science Report Special⑤
 「データサイエンスで病原体の変異と感染症の流行を予測する

答える人:伊藤公人(北海道大学)

北海道大学 教授。1990年より北海道大学大学院工学研究科において、データの中の規則性を発見する技術の研究に従事。1999年から北海道大学知識メディアラボラトリーにおいて、ウェブ上のデータやツールの連携手法の研究に従事。2005年より北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター(現北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所)においてウイルスの変異と流行の予測の研究に従事。 (本部機能強化チーム、効果的な広報・コミュニケーション活動)

情報・システム研究機構シンポジウム「不確実な未来へ:地球規模課題に挑むデータサイエンス」を開催

2021年12月15日、オンラインにて 情報・システム研究機構シンポジウム「不確実な未来へ:地球規模課題に挑むデータサイエンス」 を開催し、大学や企業の研究者など延べ450名を超える方にご視聴いただきました。

藤井良一機構長の挨拶で幕を開け、ご来賓の文部科学省坂本修一大臣官房審議官(研究振興局及び高等教育政策連携担当)によるご挨拶に続き、招待講演として、国立環境研究所の江守正多副領域長より「気候危機のリスクと社会の大転換」、北海道大学の伊藤公人教授より「データサイエンスで病原体の変異と感染症の流行を予測する」、東京大学の藤井康正教授より「自然変動電源大量導入とエネルギーシステムモデル」と題する講演をいただきました。

当機構研究所からは、北極海航路利用のための海氷予報、全球環境変動に関わる南極氷床と南大洋、気象に関する数値予報モデルの一つである大気海洋結合モデルへのデータ同化のアプローチ、ビッグデータと向き合うマイクロバイオーム研究、フェイクメディアの生成・検出技術をはじめとしたインフォデミックを克服するソーシャル情報基盤技術など、様々な分野や観点から地球規模課題の「未来」に関わる研究成果に係る講演が行われました。

大学共同利用機関シンポジウム2021「宇宙・物質・エネルギー・生命・情報・人間文化:フロントの知を楽しもう」を開催

2021年10月24日、オンラインにて「 大学共同利用機関シンポジウム2021(大学共同利用機関協議会・大学共同利用機関法人機構長会議主催) 」が開催され、延べ1,000名を超える方にご視聴いただきました。

当機構の紹介にはじまり、国立極地研究所の平野大輔 助教からは「南極氷床融かす海」と題した研究トークが行われ、日本による近年の大規模観測の結果から明らかになりつつある「南極氷床と海の関わり」について紹介しました。
また、国立遺伝学研究所の酒井則良准教授からは「対外培養で精子形成を再現する」と題した研究トークが行われ、生殖幹細胞から精子の分化までを再現する細胞培養系をゼブラフィッシュで確立したことについて、その研究概略や今後の展望を紹介し、視聴参加者からの質問に2人の研究者より回答するなど、他機構等と共に広く大学共同利用機関の取り組みを紹介しました。

情報・システム研究機構シンポジウム「新型コロナ禍に挑むデータサイエンス」を開催

2021年3月2日、オンラインにて情報・システム研究機構シンポジウム「 新型コロナ禍に挑むデータサイエンス 」を開催し、大学や企業の研究者など延べ600名を超える方にご視聴いただきました。

藤井良一機構長の挨拶で幕を開け、ご来賓の文部科学省杉野剛研究振興局長によるご挨拶に続き、招待講演として京都大学の西浦 博教授から「新型コロナウイルス感染症の数理モデルによる疫学データ分析」と題する講演をいただくとともに、当機構研究所よりウイルスゲノム解析や地理的要因の解明に向けた統計モデリング、メタ・ポピュレーションモデルによる地方への流入リスク分析、人流ビッグデータ、コロナ禍での南極観測、高等教育のニューノーマルといった研究成果に係る講演が行われました。

大学共同利用機関シンポジウム2017で当機構の活動を紹介

大学共同利用機関シンポジウム2017

2017年10月8日、アキバ・スクエア(千代田区)にて、「大学共同利用機関シンポジウム2017(大学共同利用機関協議会・大学共同利用機関法人機構長会議主催)」が開催された。天候には恵まれたものの、三連休の中日とあって人出があまり期待できないなか、627名にご来場・ご観覧いただくことができた。

当機構は、昨年度に引き続きビッグデータ時代における学術データ基盤の共同利用・共同研究について、データサイエンス共同利用基盤施設(DS)を中心に、人文学データの元となる古典籍など、研究成果に関わる具体的な展示物を用いて紹介したり、北極研究やゲノミクスをテーマとした「サイエンスリポートWebSite」の動画展示などを行った。また昨年同様、所属の4研究所と一体感ある展示を展開した。講演ではDSの門倉昭 極域環境データサイエンスセンター長が、当機構の紹介のほか、南極・北極データをテーマにデータサイエンスを紹介した。

極地研の講演は南極からの中継で、昭和基地の田邊優貴子助教が登壇し、会場の質問等に答えるなど、会場をもり立てたほか、情報研の公式キャラクター「情報犬ビットくん」がご来場者と握手を交わすなど、さまざまな手段を駆使して、広く大学共同利用機関の取り組みを紹介した。

大学共同利用機関シンポジウム2017

演壇に立つデータサイエンス共同利用基盤施設 門倉昭 極域環境データサイエンスセンター長

大学共同利用機関シンポジウム2017

人文学オープンデータセンターの研究成果に関わる展示物の様子

(本部機能強化チーム)

サイエンスリポート011 | 植物ゲノムは暮らしのどこに役に立つ?

サイエンスリポートwebsite011_植物ゲノムは暮らしのどこに役に立つ?

広く大学・研究機関等の研究をご紹介する『サイエンスリポートWebSite 』第2シリーズ「僕らはゲノムでできている」の第4回記事「生物学とデータベースの関係は?」を公開しました。ぜひご覧ください。

地球上の多様な生命活動の中で食物連鎖のてっぺんにいるのがヒトとすれば、植物は底辺を担う。しかも植物には光合成という重要な働きがあり、植物なしには、その上にいる動物もみんな生き延びることができない。光合成過程で重要な役割を担っているのが、シアノバクテリア(ラン藻)である。生物や地球環境の進を考える上でも重要なこの生物は、1996年、世界で4番目に全ゲノムが明らかにされた。解読に成功したのは、日本の研究所──公益財団法人かずさDNA研究所である。千葉県にあるこの研究所は、特に植物ゲノムの研究やデータベースで知られ、シアノバクテリア解読以降も研究機関・大学との共同研究や産学連携によりシロイヌナズナ、トマト、ハクサイ、ユーカリ、食用イチゴ、カーネーション、ダイコン、サツマイモ、ソバ、ラッカセイ祖先種、イチジク、サクランボ「佐藤錦」等のゲノム解読を次々に共同発表してきた。野菜や果物が多く含まれていることからもわかるように、植物のゲノムは農業や食物を通じて私たちの生活に直接関わるほか、地球温暖化による環境変化に適応するためにも欠かすことができない。今回は、そんな植物ゲノムの世界をのぞいてみることにしよう。

またコラムでは、植物約2,50万種を検索できる「ナショナルバイオリソースプロジェクト」を紹介。シロイヌナズナ、イネ、コムギ、オオムギ、広義キク属、アサガオ、ミヤコグサ・ダイズ、トマト、藻類等。その例として、国立遺伝学研究所が代表機関を務めるイネ(稲)データベース:Oryzabaseへのリンクを設置。

■Science Report011「僕らはゲノムでできている」
サイエンスリポートwebsite | 植物ゲノムは暮らしのどこに役に立つ?

答える人:田畑哲之(かずさDNA研究所)
かずさDNA研究所所長。1996年のシアノバクテリア(ラン藻)ゲノム解読では、中心的役割を果たした。1997年東京テクノフォーラム21ゴールドメダル賞、2001年日本植物生理学会特別賞、同年Kumho Science International Award等を受賞。略歴はこちら。

(池谷瑠絵)


サイエンスリポート010 | 生物学とデータベースの関係は?

サイエンスリポートwebsite010_生物学とデータベースの関係は?

広く大学・研究機関等の研究をご紹介する『サイエンスリポートWebSite 』第2シリーズ「僕らはゲノムでできている」の第4回記事「生物学とデータベースの関係は?」を公開しました。ぜひご覧ください。

実験や観察で得られた個々ばらばらなデータを統合して、みんなで使えるようにする、というのは科学者の大きな夢のひとつだろう。学術のビッグデータが公開され、研究コミュニティが自由に利用できると、科学の発展が加速する。そこで学術データを標準化し、統合化しようとする動きが、世界的に進められている。そのためにはまずデータが公開される必要があるが、学術データのオープン化は、世界的にも特にヒトゲノムの公開で加速してきた経緯がある。生物の圧倒的に多様な世界を統合するために、実際にどんなふうにデータが収集・整理され、どう役立てられているのだろうか。21世紀の生物学とデータベースの切っても切れない関係をのぞいてみよう。

またコラムでは、10周年を迎えた「BioHackathon 2017」を紹介。2017年9月9〜10日、JSTサイエンスプラザ(東京都千代田区)にてシンポジウムを、11〜16日ホテル大観(岩手県)にて合宿形式の会議を開催する。

■Science Report010「僕らはゲノムでできている」
サイエンスリポートwebsite | 生物学とデータベースの関係は?

答える人:五斗 進、片山俊明(ライフサイエンス統合データベースセンター)
(五斗 進)情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)教授。大量のゲノム情報を整理して解析する「バイオインフォマティクス」を専門とする。(片山俊明)同、特任助教。今年10年目を迎えるライフサイエンスデータの標準化に関わる合宿形式の国際会議「BioHackathon」を担う。

(池谷瑠絵)


サイエンスリポート009 | ゲノムはどんな意味を持つのだろう?

サイエンスリポートwebsite009_ゲノムはどんな意味を持つのだろう?

広く大学・研究機関等の研究をご紹介する『サイエンスリポートWebSite 』第2シリーズ「僕らはゲノムでできている」の第3回記事「ゲノムはどんな意味を持つのだろう?」を公開しました。ぜひご覧ください。

人間ひとりひとりや多種多様な生物種のゲノムが、ますます高速かつ大量に読み取られ、公開される時代になってきた。ゲノムはまさに生命科学のビッグデータであると同時に、ゲノムが決まるということは、人間個人や生物種を識別できることを意味する。ヒトとチンパンジーの塩基配列の違いがたった1.23%であるとか、これまでの進化の系統樹が書き替えられるといった新しい知見は、まさにゲノム解析の賜物と言えるだろう。ゲノムによってさまざまな科学的仮説が検証できることから、ゲノムそのものを対象としない研究においても、ますますゲノム解析が要請されるようになっている。──ゲノム解析が必要な研究は、どう進められているのだろうか。

またコラムでは、国立遺伝学研究所(静岡県三島市)などが取り組む「ナショナルバイオリソースプロジェクト」のナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)情報公開サイトを紹介。NBRPのリソースを利用した研究論文は、現在およそ2万8,000本にも及ぶ。

■Science Report009「僕らはゲノムでできている」
サイエンスリポートwebsite | ゲノムはどんな意味を持つのだろう?

答える人:小原雄治特任教授(国立遺伝学研究所)
国立遺伝学研究所 特任教授、ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)センター長、新学術領域研究「先進ゲノム支援」研究支援代表者。研究の発展には、これらのデータの収集・共有が必須であることから、統合データベースの構築・整備に注力する。

(池谷瑠絵)


サイエンスリポートwebsite_英語版006

サイエンスリポートwebsite_英語版005

広く大学・研究機関等の研究を採り上げ、一般・マスコミの方々にご紹介する『サイエンスリポートWebSite 』を海外へ向けて発信する「英語版」の公開を開始いたしました。第6回は「Team Japan Looks to Connect All the Climate Dots in the Arctic」。ぜひご覧ください。

■Science Report006 | Team Japan Looks to Connect All the Climate Dots in the Arctic
Ask an Expert: Hiroyuki Enomoto (The National Institute of Polar Research – NIPR)

(池谷瑠絵)