本部機能強化チーム

H28年度第4回URA合同ミーティング開催

H28年度第4回URA合同ミーティング

2016(平成28)年11月30日(水)、本部URA、ならびに国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所の4研究所の分野URA合同で、本年度第4回目のURA合同ミーティング@情報研を行いました。

プログラムの前半は、各研究所からの活動報告を元に、本部の丹羽・野水シニアURAが中心となって、研究力強化促進事業の全体方針の確認、現況の情報共有などについて議論を進めました。また冒頭で今回ホスト役の国立情報学研究所(NII)の挨拶に立たれた本位田NII副所長が、引き続きこの議論に加わられました(写真手前)。

また後半では、次年度が事業の中間評価へ向けたとりまとめの年度にあたることから、事業当初の計画・目標に照らして、各研究所におけるURAのさまざまな活動がどのような関連を持って位置づけられるのかという観点からも検討が行われました。

極地研はイベント(極域科学シンポジウム)を直前に控え、準備のためテレビ会議での参加(写真奥の画面)となりましたが、シニアURAを中心に活発な議論が交わされました。

(本部機能強化チーム)

Cross Talk 2016

Cross Talk 2016 –I joined a world café session in the cross-talk 2016 at Shuzenji. You might have no idea about what is world café, but it was the same for me before attending. I was supposed to organize a small group with 5-6 people as a host to facilitate the discussion. Although I’ve never experienced this kind of events even in Japanese, the discussion we had was unexpectedly enjoyable and stimulating to me.

At table No. 5, our group tried to discuss about “diversity in science.” How brave to choose such difficult topic! At the beginning, one member asked an important question. “Because we still do not know whether diversity can contribute to science, first we should ask if it can or cannot, then need to discuss ‘why’ or ‘how’ diversity can contribute to science.” So we started it by raising both positive and negative sides of diversity especially in the research environment.

There were lots of aspects of diversity we knew, including gender, age, nationality, position, and cultural background. Is it beneficial to do scientific discussions? Because we had a wide variety of nationalities in the group, we focused on the differences based on the nationality and cultural background. Many of our discussion members had already experienced troubles in English communication in Japan, even though it is considered that the most common global tool for science communication is English. It was not simply due to our poor ability to speak in English, one of our member told. When a word in English language does not have corresponding word with exactly the same meaning in another language, then the English word can indicate slightly different meaning in that culture. Thus, we need to consider the case that you and your friend imagine different things from one word, resulting in the misunderstandings between you.

In addition, we talked about different values in different cultures. In Japan, ‘telephone boxes’ still survive and many people use bicycles to commute in city area, but in another country these tools are consider to be ‘low-tech’ things and nearly extinct. But once an emergency situation such as electricity breakdown occurs, those ‘low-tech’ tools became surprisingly useful. One member said, she wants to tell the merit to have diverse tools for the people in her country when she back home.

In the second round, after shuffling all discussion members excepting the host, we tried to continue the diversity conversation at the table No. 5.

One member studying auto-recognition of spoken language talked about an interesting research result. It says that, people from different countries sometimes have very different English accents. When two speakers with extremely different accents meet, initially they had difficulties in communication. However, they eventually ended up an intermediate accent between two extremes after several months of communication. I thought our brain might be more flexible than our belief, and the research was very indicative from the point of view of the brain science when we think diversity.

In the end of second round, the advisor on the table No. 5 kindly gave his thought to summarize the discussion. At the emotional levels, most people do not like a confrontation and thus people with similar thought or idea tend to get together to avoid conflicts with each other. However, many different ideas, originating from the different ways of thinking, can be beneficial to the progress of science especially in the process to reach an unknown right answer.

In the third round, these points were confirmed by the members in the first round, coming back from other discussion tables. They brought back different thoughts, ideas, and stimulated and deepened the original discussion of diversity.

In the summary of the World Café, I found through the comments from each host that the word ‘diversity’ had been transported to other tables repeatedly. It seemed that the members who once joined the discussion at table No. 5 stimulated many other members at different places later. It was one of the best exciting points of World Café I found. “Cross-pollination of ideas” stimulated so many members and lead their discussion to unexpected consequences during the session.

The World Café was great experience for me to hear actual voices from international graduate students directly, whether the diversity can contribute the promotion of science. Also it was precious as an Once-in-a-lifetime chance because it would be difficult to have the same members next time.

(日本語版はこちらから)

(Dr. Yoshiko Nakamura)

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

There are three “English islands”

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

I did the “Host” in my best.
ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

Talking Object is “Bit (dog)=NII Character”.

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

Full view of the venue.

ROIS/I-URIC若手研究者クロストーク2016に参加しました

今回、初めて参加する若手研究者クロストークで「ワールドカフェ」という企画にホストの立場で加わりました。少人数(5-6人)のグループで行われる自由な議論を英語でオーガナイズするのは初めての経験で、クロストークにも初参加ということもあり、少し緊張して臨みました。 ワールドカフェは1セッション25分で3セッション、2セッション目はホスト以外のメンバーは全員入れ替えとなって、最初のセッションで得たアイデアをもとに別のグループを作ってさらに議論を発展させることを目指します。3セッション目は最初のメンバーが元のテーブルに戻り、彼らが2セッション目で別のグループで得てきたアイデアを加える形で、議論の続きを話し合います。結論を無理に出そうとせず、他人との意見交換を通して自由な発想を広げていくことが目標でした。

英語で議論をするグループ(English islands)には、日本人含め様々な国籍の大学院生が集まりました。そこで選んだテーマは「科学におけるダイバーシティについて」。議論開始直後は、ダイバーシティは果たして科学に寄与するものかどうかも分からない、という疑問も出されましたが、まずそれぞれが思う長所と短所をそれぞれ挙げて頂きながら、各々の意見を出して頂きました。

第2セッション、ホストの私は同じテーブルで同じテーマを引き継ぐ一方、他のテーブルで別のトピックを話し合ってきたメンバーに、ダイバーシティとは何か、それぞれの思いを語ってもらいました。音声情報処理を専攻している大学院学生からの意見は、ダイバーシティを脳の機能から考える上でとても興味深いもので、異なる「訛り」を持つ話者2人が出会ったときにどんな現象が起こるかという研究結果に基づくものでした。この第2セッションでは、多様性は科学にとって良い事であると考える人は多いが、人間は感情レベルでは均質さを求める傾向があること、研究室のような単位の中では研究テーマの多様性を追求するよりひとつの大きな方向性を打ち出すことでのメリットが得られるので、研究室間の共同研究で多様性を得ていく方が良いのではないか等、より議論を深めることが出来ました。最初のセッションから持ち寄られた、融合研究についての議論からのアイデアが、多様性についての議論に面白い方向性を与えたと思います。

3セッション目は最初のメンバーが元のテーブルに戻り、彼らが第2セッションで別のグループで得てきたアイデアを出した後、当初の議論の続きを話し合いました。あるメンバーの「ダイバーシティは、科学にとって良いものであると多くの人は言うし、それには同意する。しかし、まず言葉の壁を乗り越えなければならない」との意見に、他のメンバーからも同意する意見が出されました。最終的に私達のグループでは、「多様性を持つメンバーが意見を出しあって議論することで、様々な可能性を検討した上でより良い結論が得られるはずで、これは科学の進歩に寄与するのではないか」という結論に至りました。

ワールドカフェの終わりに数分ずつ、各テーブルのホスト役から議論のまとめが話されました。意外だったのは、別のテーマで議論をしていた他のテーブルからも「ダイバーシティ」という言葉がしばしば聞かれたことです。それを知って、小さな種が蒔かれてあちこちで発芽したような、不思議な喜びを感じました。ワールドカフェの特徴のひとつである、クロスポリネーション(他家受粉)の手法が議論を活性化していることを実感しました。終了後、同じテーブルでの議論に加わらなかった方からも、ダイバーシティについて議論してみたかった、という意見を頂くなど、ワールドカフェの議論の波及効果は予想以上に大きいものだと感じました。

今回、海外から来て日本の研究現場でさまざまな思いをしている留学生の方々から、ダイバーシティとは本当に科学を推進しうるものなのか?というテーマについて、生の声を聴けたことは大きな収穫でした。おそらく二度と同じメンバーで議論をすることはない、一期一会の機会であることからも、ワールドカフェ参加は貴重な体験であったと思います。

(English version is here.)

(女性研究者活動支援室コーディネーター 中村淑子)

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

英語だけで議論する「英語島」は3つ

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

画面中央がホスト役を務める私です
ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

発言中は、マスコット「情報犬」を持って。

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016

会場全景

ROIS/I-URIC Crosstalk 2016合宿を4機構連携で開催

ROIS/I-URIC若手研究者クロストーク2016

当機構は、大学共同利用機関法人4機構連携企画として平成28年度「ROIS/I-URIC若手研究者クロストーク2016」を9月29日〜30日にラフォーレ修善寺研修センターにて開催。総合研究大学院大学(総研大)の学生10名を含め、4機構から計50名の研究者らが参加しました。

「ROIS/I-URIC若手研究者クロストーク2016」は、次世代を担う若手研究者の「つながり」を創出・深化させる合宿形式の討論会です。新領域融合研究センターの創設以来、融合研究への取り組みの一環として開催してきたもので、これまでも総研大との共催や他機構からの参加者受入れを行ってきましたが、本年度は大学共同利用機関法人4機構連携企画として実施。「若手研究者の交流」を基本に深く議論を行う場として、本年度は「分かり合えるコミュニケーション」をテーマに、すべてのプログラムが英語により行われました。

1日目は、北川機構長から「情報・システム研究機構のこれまでとこれから」をテーマとする講演が行われました。続いて各研究所のシニア研究者から「コミュニケーション」に関する講演とパネルディスカッション。その後は、恒例となったワールドカフェ形式の討論が続きましたが、今回は4機構全てから研究者の参加を得ることができ、それぞれの研究分野の違いに驚きながらも、今まで以上に熱心で真剣な意見が交わされました。

2日目は、昨年度の反省を踏まえて時間枠を拡大したポスターセッション。前半は、少人数のグループに分かれ、お互いに発表と質疑を行うことにより深く理解し合う時間とし、後半は、制限を解除し、それぞれ興味がある研究テーマについて自由に質問し、昼食時間になったことを忘れるほど集中していました。

参加者の感想では、4機構連携企画により他機関からの参加者が増え異分野の話が多く聞けてよかったことや、非日本語話者8名を始め、英語でのプレゼン・ディスカッション等も好評であったことが寄せられました。一方、日本語でも分野が異なると言葉が通じにくい部分を英語で話すなど、まさにコミュニケーションの難しさを感じたという声もありました。

当機構では引き続きこのような取り組みを通じて、分野融合・融合研究を牽引する人材育成の風土醸成を図っていきます。

(野水昭彦)

H28年度第3回URA合同ミーティング開催

2016(平成28)年9月28日(水)、国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所の4研究所の分野URAおよび情報・システム研究機構所属の本部URA合同で、本年度第3回目のURA合同ミーティング@極地研を開催しました。

プログラムの前半は、先月、機構のURAメンバーが参加したRA協議会年次大会を振り返る報告会です。機構では、あらかじめ、すべてのセッションにメンバーの誰かが参加するよう準備しており、この参加者がレポートをまとめて、ミーティング当日には、レポートを元にそれぞれ手短に各セッションを報告しました。会場からの質問・回答のやりとりのほか、特に機構における今後のURAの活動にいかに活かすかについて、より具体的な議論が行われました。

後半は、丹羽シニアURAより、研究大学強化促進事業の中間評価に向けた対応状況の説明があり、引き続いて意見交換などが行われました。この後、予定以外の話題や、日々のURA活動で生じた事例の報告などを情報共有し、もりだくさんの議題でしたが、有意義な会合となりました。

(本部機能強化チーム)

情報・システム研究機構URA合同ミーティング201609

今回は、東京・立川にある国立極地研究所で開催されました。テレビ会議システムを利用して、三島・遺伝研からも参加しました。

情報・システム研究機構URA合同ミーティング201609

冒頭で、9月から着任した浜田ひろか特任研究員を紹介する、統数研本多啓介URA。浜田さんは、今後、本多URAのプロジェクトを中心に、統数研URAステーションと密に連携して活動します。
情報・システム研究機構URA合同ミーティング201609

極地研の礒野靖子URAの司会で進行しました。また末吉哲雄URAほか極地研の他のメンバーの協力もあって、時間通りに進行できました。

RA協議会第2回年次大会参加について

2016年9月1日(木)〜2日(金)の2日間にわたり、「URAシステムの高度化による科学技術イノベーションへの貢献」をテーマに、リサーチ・アドミニストレーター(RA)協議会第2回年次大会が開催されました(幹事機関:福井大学URAオフィス)。会場である福井県県民ホール・福井市地域交流プラザには、URA業務従事者、大学などの執行部、URAに関心のある方など約530人が参集しました。これは昨年開催された第1回年次大会に比べて約100名の増加であり、本協議会の発展が感じられました。

本大会では、多様な専門人材との協働によるリサーチ・アドミニストレーションシステム(URAシステム)の高度化を図り、大学等の重要な使命とされる”科学技術イノベーションへの貢献”を目指して、発表と議論が行われました。開催初日はまず坂本修一氏(文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課長)、飯村亜紀子氏(経済産業省産業技術環境局 技術振興・大学連携推進課 大学連携推進室長)、松澤孝明氏(文部科学省科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ 統括上席研究官)をお招きした関係省庁講演からスタートしました。メインとなる専門人材のスキルアップ、組織体制強化、各種活動内容の充実等をテーマにした大学セッションやポスター発表等に加え、8つの企業等セッションも開催されました。

情報・システム研究機構では組織会員として運営委員会に参加したほか、本大会における2つのセッションを担当しました。1日目には統数研本多啓介URAによる『統数研 H.28共同利用重点型研究「学術文献データ分析の新たな統計科学的アプローチ」中間報告』が行われました。本多URAによる学術文献データ解析に関わる本研究開発の概要説明に続いて、重点型研究に採択されたプロジェクトのうち3大学の講演者が登壇し、各々の進捗を報告しました。 2日目には『IR・研究力評価について』と題して、情報・システム研究機構 野水昭彦シニアURA、横浜国立大学 矢吹命大特任教員(講師)/URAによるセッションが設けられました。2名のオーガナイザーからそれぞれIRの定義に関わる話題提供や、横浜国立大学における解析の取り組みと解析の際の注意点などの問題提起行われ、さらに遺伝研 来栖光彦URAからの報告、電気通信大学 森倉晋特任教授/URAによる大学における事例紹介等が行われました。このあと会場との質疑応答の時間が設けられ、特にURA新任者等から寄せられた質問などをきっかけに、IRのあるべき姿についての議論が交わされました。

本機構URAはこの成果を持ち帰り、今月のURA合同会議での報告・議論を通じて実践に活かしていく予定です。盛況に閉会した本大会は、次回、2017年8月に徳島大学での開催が予定されています。

リサーチ・アドミニストレーター協議会(RA協議会):
http://www.rman.jp/

RA協議会年次大会2016 | トップページ:
http://www.rman.jp/meetings2016/

RA協議会年次大会2016 | パンフレット:
http://www.rman.jp/meetings2016/leaflet.pdf

(丹羽邦彦・池谷瑠絵)

RA協議会年次大会2016統数研

セッションオーガナイザー:本多啓介URA
『統数研 H.28共同利用重点型研究「学術文献データ分析の新たな統計科学的アプローチ」中間報告』
RA協議会年次大会2016IR

セッションオーガナイザー:情報・システム研究機構野水昭彦シニアURA、横浜国立大学矢吹命大URA/特任教員
『IR・研究力評価について』

システムメンテナンスのお知らせ

システムメンテナンスのため、下記の通り本ウェブサイトの公開を停止いたします。ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

メンテナンス日時:2016(平成28)年7月27日(水)18:00〜7月28日(木)正午

H28年度第2回URA合同ミーティング開催

2016(平成28)年6月24日(金)、国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所の4研究所の分野URAおよび情報・システム研究機構所属の本部URA合同で、本年度第2回目のURA合同ミーティング@本部を開催しました。

今回のミーティングには、テレビ会議の参加者2名を含む19人のURA・URAステーション職員等が参加し、今後の活動へ向けて活発な議論が交わされました。機構URAが一同に集まる機会を活用して、秋に行われるRA協議会年次大会や、今年度機構が主催する機構シンポジウムへの準備状況等も議題に上りました。

また、時間的制約から、前回の合同ミーティングから引き継いだ「貢献可視化プロジェクト」(遺伝研・来栖URA)の発表は、当プロジェクトに関するURAミーティングにおけるまとまった発表となりました。最も活発な議論が交わされたのは丹羽シニアURAの今後の活動方針に関する発表でしたが、一方発表後に拍手がわき起こったのが極地研・礒野URAの発表で、H27年度に担当した科研費の査読について、査読時点での調書の評価と実際の採択判定の比較結果が報告されました。

(URAS)

情報・システム研究機構URA合同ミーティング201604

当日司会も務めた野水シニアURAの発表から。なお当日は立川・統数研からテレビ会議での参加もありました。
情報・システム研究機構URA合同ミーティング201604

プログラム「その他」枠から拍手のなか終了した、極地研・礒野URAの発表

情報・システム研究機構URA合同ミーティング201604

閉会後の意見交換会には、情報・システム研究機構北川源四郎機構長も出席され、意見を交わされました。

フィンランドCSCとのミニワークショップを開催

フィンランドCSCとのミニワークショップ

2016年(平成28年)5月19日、本部URAが主体となって、フィンランドのCSC (IT-Center for Science)のCEOであるDr. Kimmo Koskiを招き、ミニワークショップを開催しました。Koski氏は昨年2月に当機構のイベント「データ中心科学国際ワークショップ」を開催した際に講演者として招聘しており、その際CSCと当機構との間でMoU (Memorandum of Understanding)を結んで連携を進めていくことで合意しています。今回のミニワークショップは、Koski氏が別件で来日した機会を利用して、MoUのフォローアップの一環として開催したものです。

当機構からは、戦略企画本部やURAステーションのメンバーが参加しました。最近の機構の活動状況、とくに新設のデータサイエンス共同利用基盤施設の紹介を行い、Koski氏からはCSC, RDA*, EUDAT**の最近の状況について紹介してもらい、意見交換を行いました。

CSCは、自らは研究せず、フィンランドの大学、研究機関にITサービス(スパコン、ネットワーク、データセンターなど)を提供する非営利企業です。予算(約36M€, 44億円)のうち50%は政府(Ministry of Education and Culture)から出されています。従業員285名のうち、ほぼ1/4が博士号を持っているとのことです。

最近の活動のトピックスとして、次期スパコン調達のための検討、フィンランド政府の最近の施策への関与などについての説明がありました。オープンデータ、オープンサイエンスが国際的な動向になっており、フィンランド政府も以下のような施策をとっているとのことです。

・Open Science and Research Initiative 2014-2017
フィンランドにおけるオープンサイエンス推進のため、ガイドラインの設定、トレーニングや教育、研究者へのサポートなどを実施。
・National Digital Library Project
デジタルデータの保存、国民への開放、ユーザーインタフェースの統一などを実施。

Koski氏はEUDATのCoordinatorも務めているので、EUDATやそれと関連するRDAの最近の状況も紹介してくれました。EUDATは当初は2011~2014年の計画でしたが、引き続きEUDAT2020として期間が延長され、現在は33の構成メンバー、20M€の規模で推進されているとのことです。RDAについては3月に東京で第7回総会が開催されたばかりなので、それほど新しいニュースはありませんが、第8回総会は今年9月に米国のデンバーで、第9回総会は来年4月にスペインのバルセロナで開催予定とのことです。

CSCはフィンランドの大学、研究機関にサービスを提供する機関であり、大学共同利用機関法人である当機構とも類似するところがあるので、いくつかの共通の問題について意見交換を行いました。また今後さらなる連携の可能性を探ることで一致しました。

*RDA: Research Data Alliance 研究データの共有を加速し、技術・プラクティス等の推進をめざす国際的なコンソーシアム。
**EUDAT: European Data Infrastructure 欧州の研究者にデータサービス基盤を提供するプロジェクト。研究用データのストア、シェア、コピー、処理などを容易かつセキュアに実行できるサービスを提供。

(丹羽邦彦)

リサーチ・アドミニストレーター新任研修の講師を務めました

2016(平成28)年5月19日(木)、リサーチ・アドミニストレーター協議会(RA協議会)スキルプログラム専門委員会が主催する「リサーチ・アドミニストレーター新任研修」に講師として参加しました。この研修は、主に大学や公的研究機関等でリサーチ・アドミニストレーション業務に従事して間もない方から1年程度の経験者を対象としており、今回は約20名の方が受講されました。内容としては1時間程度の講演が2つあり、その後5人程度のグループに分かれてケースを用いた演習を行いました。

金沢工業大学 高橋真木子先生によるご講演(URA概要(業務全体の知識))に続いて、私は「若手URAによる自身の活動概要」と題し、URAとして着任してから約2年間に担当した業務の内容や、その業務を行う上で周囲の支援や助言を必要としたこと、経験から抽出した課題などについてお話ししました。紹介する事例を絞ってなるべく具体的に話すことで、今回の研修の対象者である業務初心者の方にもイメージが沸きやすい講演内容となるように努めました。

RA協議会主催の教育研修プログラムには以前、受講者側として参加しましたが(2015年9月14日の活動報告記事参照)、今回は講師として発表する機会をいただき、前回とは違った視点で自身の活動を棚卸しする良い機会となりました。また、各機関のフレッシュなURAの熱意が非常に刺激的で心地よく、今後ますますURAの活動が全国的に活発化していくのだと強く感じた研修会でした。

(横尾 成子)

リサーチ・アドミニストレーター新任研修

リサーチ・アドミニストレーター新任研修に講師として参加しました
リサーチ・アドミニストレーター新任研修

リサーチ・アドミニストレーター新任研修、全体の様子