国立遺伝学研究所

文科省「情報ひろば」にて企画展示を開催

情報・システム研究機構文部科学省情報ひろば企画展示2015

文部科学省「情報ひろば」(千代田区霞が関・旧文部省庁舎3階)で、4月1日(水)から、”「研究力強化」を支援し、研究をつなぐ、学術データ&ネットワーク”をテーマにした企画展示を開始しました。

本展示は、情報・システム研究機構および直轄センター(新領域融合研究センター、ライフサイエンス統合データベースセンター)に加え、機構4つの研究所(国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所)が共同で取り組んだもの。ビッグデータ時代を背景とした学術データベースの活用や解析ツールの開発、オープンサイエンスへ向けた学術ネットワークのインフラやその運用など、大学共同利用機関として取り組む学術データ&ネットワークの具体例を体験的に理解できる展示としました。

白を基調としたブースには、機構+4研究所のポスター展示や動画による解説に加え、タッチパネル操作で、日本地図上にネットワークの動画が映写されるプロジェクターを設置。また当機構が目指す「データ中心科学」を象徴した地球儀や、4研究所のジオラマ等のコラボレーション的な立体展示も行いました。「研究力強化」を支える共同利用・共同研究の取り組みを、ぜひご体験ください。

場所:文部科学省旧庁舎「情報ひろば」 3F 企画展示室
(東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎)
交通:銀座線「虎ノ門」駅11 番出口直結、千代田線・丸ノ内線・日比谷線
「霞ヶ関」駅A13 番出口徒歩5分
※入場無料、開館は10時〜18時。入館は閉館の30分前まで。土日・祝日休館
※平成27年7月末まで展示予定

■情報ひろばへのアクセス
http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/access/

■文部科学省 | 情報ひろば 企画展示室
http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/sp/

■文部科学省 報道発表 | 文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報の実施〜文部科学省ミュージアム「情報ひろば」企画展示等【三重大学、東海大学、情報・システム研究機構】〜
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/03/1356142.htm

(池谷瑠絵)

留学生に届け!

遺伝研_世界に向けた情報発信2015

遺伝研で学ぶ大学院生のおよそ3割は留学生です。研究は国境や母語とは関係なく進められるものであり、世界中の研究者とのコミュニケーションが重要なので、さまざまな国から留学生が集う環境は、研究者の卵である大学院生にとって大切なものであり、ひいては研究力強化につながるものです。

遺伝研・総研大遺伝学専攻では、一人の学生の指導を複数の教員が担当する制度や、論理的で効果的なプレゼンテーションを英語でおこなうための講義を設けたほか、すべての講義に加えて事務連絡も英語でおこなうなど、国際的にみても競争力のある教育制度を整備してきました。特に海外からの学生に対しては、10週間の研究体験プログラムや複数の奨学金制度が設けられています。しかし世界に向けた情報発信は簡単ではなく、応募学生の出身国や大学をより広げることが課題でした。

そこで、遺伝研で受けられる教育についてより多くの国の学生さんに知ってもらうために、既存のウェブページに加えて新しいポスターとリーフレットを作成し、約30か国・120か所の大学等にお送りしました。1月下旬に締め切られた研究体験プログラムには、昨年の2倍近い応募がありました。現状分析と改善を進め、より多くの多様な学生さんに遺伝研という研究環境に目を向けていただけるよう目指します。

(伊東真知子@国立遺伝学研究所)

研究機器のデモンストレーション

遺伝研_顕微鏡デモンストレーション会

生物学では、実際に生き物を「観る」ことが重要な研究手法の一つとなっています。生物学者は「観る」ために「顕微鏡」を利用します。この顕微鏡の性能が日進月歩であることは、2014年のノーベル賞がごく近年の顕微鏡開発におくられたことから垣間見ることができます。

最先端の顕微鏡システムが遺伝研の研究にどのような発展を生み出すのかを皆様に実感してもらうために、2014年12月16〜19日、リサーチ・アドミニストレーター室では最新機器のデモンストレーションをメーカーの協力のもとに企画しました。顕微鏡には、従来の光学顕微鏡の解像限界を超えた「超解像顕微鏡」と、シート光を利用した「SPIM」を選び、「見えなかったものが見える」「多くの時間を費やしていた画像取得が瞬時に成せる」というメリットを体験して頂きました。

今後も、遺伝研リサーチ・アドミニストレーター室では、研究所の共通機器の利用をサポートするために、様々な活動を予定しています。

※「見せてもらおうか、新型顕微鏡の性能とやらを」──写真はデモンストレーションからのひとコマ。

(来栖 光彦@国立遺伝学研究所)

NINSコロキウムへ参加

遺伝研_NINSコロキウム2014
自然科学研究機構(NINS)をご存知ですか? NINSは、私達が所属する情報・システム研究機構(ROIS)と同じく大学共同利用機関法人です。

このNINSで12月1〜3日の期間、NINSコロキウムと呼ばれる合宿形式の研究会が開かれました。研究会には、NINSに所属するファカルティメンバーを中心に100名近くが集い、「自然科学の将来像」というテーマで真剣な議論がかわされました。議論の中心は、分野をまたぐ融合研究の進め方であり、「普遍性を求める物理学と、普遍性とともに多様性も重んじる生物学が連携を図るには」、「光源の作り手が目指すものと使い手が求めるもの」、「シミュレーションへの期待と限界」などが議論されました。ポスター発表では、国立天文台の十八番である補正光学を応用した生物顕微鏡の開発例が基生研との共同研究として披露されていました。

この研究会も第三回を迎え、融合研究を各論で議論するという意気込みが感じられる素晴らしい大会でした。これに関連して、融合研究の促進を目的とした「技術の見本市」なども有効であることから、NINSとの共同開催といった連携も進めていければと考えます。

※写真は、「NINSコロキウム」にて、大学共同利用機関法人自然科学研究機構長佐藤勝彦先生のごあいさつより

(来栖 光彦@国立遺伝学研究所)

科学プレゼンテーション講習会「プレ禅道場」

2014遺伝研_プレ禅道場
2014年11月18〜20日、遺伝学研究所にて科学プレゼンテーション講習会「プレ禅道場」を行いました。

本講習会は、遺伝研発の「研究者による研究者のための科学プレゼンテーションカリキュラム」のエッセンスを紹介するものです。

3日間のコースは、『プレゼンとは何のためにやるのか?』ではじまり、分かりやすいストーリーの組み立て方、理解度を上げる話し方、といったテーマの講義のほか、自分の発表に対して科学者集団(プレ禅道場師範)からコメント・感想を得て『自分という研究者』を振り返る機会になるような内容も含まれています。

初めての開催となった今回のコースの参加者には、ポスドク、教員などの研究者だけでなく、ライティングプログラムやURAの関係者も含まれており、「研究発信力強化」と「研究力強化」の両方の観点から注目していただけたようでした。

参加者の方には発表あり、宿題ありのハードな3日間だったかと思いますが、皆様の今後の活動に参考になれば嬉しいです。

(国立遺伝学研究所 小林百合)

JACST研究機関合同プレゼン会に参加しました。

2014秋季_JACST研究機関合同プレゼン会
2014年11月20日、海洋研究開発機構 東京事務所(内幸町)にて行われたJACST研究機関合同プレゼン会に4研究所+機構が参加しました。

遺伝研は、伊東(URA室)による最新の研究成果のプレゼンテーション。リサーチコモンズプロジェクトでご活躍の岡彩子先生木村暁先生のご紹介もありました。

つづいて、3研究所+機構合同のプレゼンテーションでは、現在統数研で推進する大学共同利用機関としてのスパコンの役割や提供サービスについて、そしてビッグデータ時代ますます役割を増す情報学に関連して情報研の最新研究などをご紹介。また比較的メディア掲載の多い極地研については、データ取得の技術的問題や解析の課題など、成果への道のりや意義なども併せてご紹介しました。プレゼンテーションには、北村(統数研シニアURA)、礒野(極地研URA)、小濱(極地研広報室)、岡本裕子(情報研URA)が協力し、今回は池谷(コモンズ)が発表を担当いたしました。

遺伝研を除くメンバーはみな初めてのプレゼン会参加でしたが、とあるTV番組制作の方から「大学共同利用機関っていうものがあるんですね」とのご感想をいただくなど、各人がそれぞれの成果を持ち帰ったものと思います。

それにしても、メディアの方に「へえ〜」と興味を持っていただくのはなかなかの難題。研究所ごとに引き続き個性ある広報戦略を開発していくことこそが、研究成果をより広める鍵ではないかと感じました。

(池谷瑠絵)

大学共同利用機関シンポジウム2014

大学共同利用機関シンポジウム2014
大学共同利用機関シンポジウム2014〜研究者に会いに行こう! 日本の学術研究を支える大学共同利用機関の研究者博覧会〜が、下記のとおり開催されます。

日時:2014年 11月 22日(土)12:00 ~ 17:00
場所:東京国際フォーラムB7
ホームページ:http://www.nibb.ac.jp/inter2014/

研究者になりたい!最新の研究成果を知りたい!研究者と交流したい!そんな方々におすすめのイベントです
事前申込み不要・どなたでもご参加いただけます

[プログラム]
研究者が研究と自身のキャリアパスを語るトークセッション(13:00〜16:00)
藤森 俊彦(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 教授)
「動物のからだの形づくりを探る」
キーワード 発生生物学、細胞分化、顕微鏡技術、哺乳類胚、工作

阿部 健一(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授)
「僕が熱帯林研究を続ける理由(わけ):生物学から人間学へ」
キーワード フィールドワーク、「森の人」、文理融合、昆虫少年の未来、設計科学

千田 俊哉(高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 教授)
「分子と生物:大型放射光で読み解く生命活動のしくみ」
キーワード 分子、細胞、X線、遺伝子、氏より育ち?

新井 紀子(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授)
「人工知能グランドチャレンジ:ロボットは東大に入れるか」
キーワード 人工知能、自然言語処理、ロボティクス、 数式処理、科学技術の社会的影響

(コモンズURA)

情報・システム研究機構シンポジウム2014開催終了

情報・システム研究機構シンポジウム2014
去る10月17日(金)一橋講堂(東京都千代田区)において、「情報・システム研究機構シンポジウム2014ー新たなステージに立ち、ともに未来を拓くー」を開催し、約350名の方々にご来場いただき、盛況のうちに閉会しました。

関連記事:情報・システム研究機構シンポジウム2014参加受付開始(2014.09.11)

機構設立10年にあたる今年は、「これまでの10年」を振り返る前半と、「これからの10年」を見据える後半の2部構成のプログラム。その合間には、隣室の中会議場にて約1時間のリサーチコモンズおよび各研究所の研究活動を紹介するポスター・セッションが行われ、活発な意見が交わされました。

前半はまず、常盤豊 文部科学省研究振興局長から来賓のご挨拶をいただいた後、初代機構長の堀田凱樹名誉教授(ROIS)から「法人化をチャンスと捉えるには?」の講演。続いて、設立直後に発足した新領域融合研究センターの足跡を振り返り、立上げの苦労話や現在の研究成果との結びつきを報告する3つの講演が行われました(国立遺伝学研究所 城石俊彦副所長、国立極地研究所 伊村智教授、統計数理研究所 中野純司教授)。

後半は「大学共同利用機関法人としての機能強化〜データ中心科学の国際拠点を目指して〜」というテーマのもと、北川源四郎機構長が壇上に立ってロードマップを示すことからスタート。続いて、金出武雄カーネギーメロン大学教授/元産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター長による招待講演「ロボティクスとビッグデータ」、元Google米国本社副社長兼Google日本法人社長の村上憲郎氏による「データ中心科学の推進と機構への期待」が行われました。この頃には、会場は立ち見が出るほどの盛況となり、さらに若手研究者代表による2つのトーク(統計数理研究所調査科学研究センター 稲垣佑典特任研究員、国立情報学研究所 鯉渕道紘准教授)、そして最後に丹羽邦彦機構長補佐による閉会挨拶が会を締めくくりました。

(コモンズURA)

第4回URAシンポジウムに参加しました。

第4回URAシンポジウム2014@北海道大学

9月17日(水)〜18日(木)、北大で行なわれた第4回URAシンポジウム 第6回RA研究会 合同大会に参加してきました。当機構からの参加者は13名(うちURAは8名、礒野、笹山、岡本(裕)、北村、岡本(基)、小川、来栖、野水)です。

参加人数も550名と多く、URAシンポジウムセッションと大学研究力強化ネットワークセッションが平行開催となるなど、盛り沢山なプログラムの一部しか聞くことができませんでしたが、URAに関わる情報を多く仕入れることができました。既に文科省の基調講演が資料公開されており、これから各自の報告書を集めて、全体の情報共有を図っていきます。

また、ポスターセッションや全体討論の中では、他大学URAなどと話す機会を得、今後のネットワークづくりに大いに役立つものと思います。

来年は信州大学で開催されることが決まりました。大変有意義な大会ですので、もっと大勢で参加しましょう。

(野水 昭彦)

関連記事:「URA合同シンポジウムに参加(国立情報学研究所)」

当日の発表等の資料・ポスターセッションのデータが公開されました(2014/10/15追加)↓

第4回URA合同MT「グループ討議」から

2014年8月28日(木)に行われたURA合同ミーティングの第二部「グループ討議」では、3グループに分かれてディスカッションが行われ、若手URAファシリテータが活躍しました。その3人のみなさんに、その成果や今後へ向けての感想等についてひとこと振り返っていただきました。

(池谷瑠絵) 

URA全体会議グループ討議A

グループA:本多 啓介(統数研)

グループディスカッションはURAステーション発足以来、初めての開催でしたが、我々が抱える課題の再確認と同時に意外なところで認識の相違を発見できるなど、実り多い議論ができました。我々が向かうゴールが漠然とした暗黙の了解から明確な共通認識に変わったことが、最大の成果だと思います。グループAの皆様にはつたない進行で申し訳なかったところもあり、今後このような機会が増えることでさらに経験を積むことができればうれしいです。
URA全体会議グループ討議B

グループB:小川 洋子(統数研)

ROIS-URAが置かれた状況を共有する事ができ、良かったです。また、URAのメンバーはそれぞれ、年代も所属拠点もさまざまです。今回、入り混じってグループを組んだことにより、それぞれの事情、視点、能力などの違いを実感しました。

自身の未熟だと感じる点は反省し、他の方の良いところは見習って成長していきたい! と感じました。
URA全体会議グループ討議C

グループC:横尾 成子(コモンズ)

若手URAとしてファシリテーターを任され、慣れないながらも議論をまとめて発表するまでを一通り経験し、充実した時間となりました。

特に今回は内輪の会議というで気負うことなく、また、グループのメンバーの協力を得られたことで、ファシリテーターとしての役割を果たすことができたと思います。