統計数理研究所

第2回 ROIS Science Cafe@情報ひろば を開催

情報・システム研究機構情報ひろばサイエンスカフェ第2回2015

第二回目を迎えた情報・システム研究機構(ROIS)サイエンスカフェは、去る5月11日、文部科学省旧庁舎「情報ひろば」1F ラウンジにて開催されました。

今回の講演者は、統計数理研究所 丸山宏教授。”「研究が正しいかどうか」は、なぜわかる?”と題して、日々研究に取り組む立場から、研究の正しさはいったいどのように保証されているのか、科学の方法論を巡る話題を採り上げていただきました。通信やメディアが未発達の時代、最初の発見・発明者であるという証拠を科学者たちはどのように残したのか、「科学の文法」としての統計学が果たす役割など興味深い話題が紹介され、オープンサイエンスの流れを含めた、IT時代の現代における研究のありかたについて示唆に富む講演となりました。

情報ひろば3階にて開催中の共同展示では、機構が推進するデータ中心科学の研究事業「リサーチコモンズ」も紹介していますが、なぜ今「データ中心科学」なのか、科学を読み解く上でも欠かせない視点が与えられたのではないかと思います。

さて次回はいよいよ最終回。やはり学術のバックボーンである、ネットワークを採り上げ、大型科学予算でも注目された学術ネットワークSINETに関連して、”ビッグデータ時代の研究を「つなぐ」基盤”と題して、国立情報学研究所の大向一輝准教授が講演します。開催日は6月8日(月)です。ぜひご来場ください。(詳細はこちらから

(池谷瑠絵)

文科省「情報ひろば」にて企画展示を開催

情報・システム研究機構文部科学省情報ひろば企画展示2015

文部科学省「情報ひろば」(千代田区霞が関・旧文部省庁舎3階)で、4月1日(水)から、”「研究力強化」を支援し、研究をつなぐ、学術データ&ネットワーク”をテーマにした企画展示を開始しました。

本展示は、情報・システム研究機構および直轄センター(新領域融合研究センター、ライフサイエンス統合データベースセンター)に加え、機構4つの研究所(国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所)が共同で取り組んだもの。ビッグデータ時代を背景とした学術データベースの活用や解析ツールの開発、オープンサイエンスへ向けた学術ネットワークのインフラやその運用など、大学共同利用機関として取り組む学術データ&ネットワークの具体例を体験的に理解できる展示としました。

白を基調としたブースには、機構+4研究所のポスター展示や動画による解説に加え、タッチパネル操作で、日本地図上にネットワークの動画が映写されるプロジェクターを設置。また当機構が目指す「データ中心科学」を象徴した地球儀や、4研究所のジオラマ等のコラボレーション的な立体展示も行いました。「研究力強化」を支える共同利用・共同研究の取り組みを、ぜひご体験ください。

場所:文部科学省旧庁舎「情報ひろば」 3F 企画展示室
(東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎)
交通:銀座線「虎ノ門」駅11 番出口直結、千代田線・丸ノ内線・日比谷線
「霞ヶ関」駅A13 番出口徒歩5分
※入場無料、開館は10時〜18時。入館は閉館の30分前まで。土日・祝日休館
※平成27年7月末まで展示予定

■情報ひろばへのアクセス
http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/access/

■文部科学省 | 情報ひろば 企画展示室
http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/sp/

■文部科学省 報道発表 | 文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報の実施〜文部科学省ミュージアム「情報ひろば」企画展示等【三重大学、東海大学、情報・システム研究機構】〜
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/03/1356142.htm

(池谷瑠絵)

スパコンの国際会議「SC14」に参加

統数研_SC142014参加
2014(平成26)年11月16日(日)〜21日(金)の期間でErnest N. Morial Convention Center(米国・ニューオーリンズ)において開催されたSC14(International Supercomputing Conference)に参加してきました。SCはACMとIEEE Computer Societyによって毎年開催されているスーパーコンピューティングの国際会議です。

統数研は2006年からブース展示を行っています。今年も主にデータ同化研究開発センターが中心となって春頃から準備が進められ、URAは今年新しく稼働開始した3台のスパコン紹介ポスター作成などで協力しました。会期中は季節外れの寒波に見舞われ、肌寒いなかでの開催となりましたが展示会場は熱気に溢れ、統数研ブースにも多くの参加者が訪れ、研究内容や統数研の計算機資源活用の実態などについて情報交換を行いました。また、来場者には研究所の要覧や国民性トランプなどの配布物をいれたエコバッグが配られました。

この統数研ロゴマークが入ったエコバッグは例年SCの日程にあわせて作成され、今年の色は開催地の米国南部の雰囲気にあわせショッキング・ピンク(写真内左下)となっています。毎年色が変わるこのエコバッグはSC参加者にも非常に好評でコレクターが現れるほど人気のあるアイテムとなっています。

次回SC15はテキサス州オースティンで開催予定です。

(本多 啓介)

JACST研究機関合同プレゼン会に参加しました。

2014秋季_JACST研究機関合同プレゼン会
2014年11月20日、海洋研究開発機構 東京事務所(内幸町)にて行われたJACST研究機関合同プレゼン会に4研究所+機構が参加しました。

遺伝研は、伊東(URA室)による最新の研究成果のプレゼンテーション。リサーチコモンズプロジェクトでご活躍の岡彩子先生木村暁先生のご紹介もありました。

つづいて、3研究所+機構合同のプレゼンテーションでは、現在統数研で推進する大学共同利用機関としてのスパコンの役割や提供サービスについて、そしてビッグデータ時代ますます役割を増す情報学に関連して情報研の最新研究などをご紹介。また比較的メディア掲載の多い極地研については、データ取得の技術的問題や解析の課題など、成果への道のりや意義なども併せてご紹介しました。プレゼンテーションには、北村(統数研シニアURA)、礒野(極地研URA)、小濱(極地研広報室)、岡本裕子(情報研URA)が協力し、今回は池谷(コモンズ)が発表を担当いたしました。

遺伝研を除くメンバーはみな初めてのプレゼン会参加でしたが、とあるTV番組制作の方から「大学共同利用機関っていうものがあるんですね」とのご感想をいただくなど、各人がそれぞれの成果を持ち帰ったものと思います。

それにしても、メディアの方に「へえ〜」と興味を持っていただくのはなかなかの難題。研究所ごとに引き続き個性ある広報戦略を開発していくことこそが、研究成果をより広める鍵ではないかと感じました。

(池谷瑠絵)

H26年度度第6回URA合同ミーティング終了

H26年度第6回URA合同ミーティング
2014(平成26)年11月13日(木)、統計数理研究所にてURA15名および関係者が参加し、H26年度第6回URA合同ミーティングが開催されました。全体討議に加えて、グループディスカッションでの議論や発表も行われ、活発な意見交換の機会となりました。

(統計数理研究所・URA ステーション)

大学共同利用機関シンポジウム2014

大学共同利用機関シンポジウム2014
大学共同利用機関シンポジウム2014〜研究者に会いに行こう! 日本の学術研究を支える大学共同利用機関の研究者博覧会〜が、下記のとおり開催されます。

日時:2014年 11月 22日(土)12:00 ~ 17:00
場所:東京国際フォーラムB7
ホームページ:http://www.nibb.ac.jp/inter2014/

研究者になりたい!最新の研究成果を知りたい!研究者と交流したい!そんな方々におすすめのイベントです
事前申込み不要・どなたでもご参加いただけます

[プログラム]
研究者が研究と自身のキャリアパスを語るトークセッション(13:00〜16:00)
藤森 俊彦(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 教授)
「動物のからだの形づくりを探る」
キーワード 発生生物学、細胞分化、顕微鏡技術、哺乳類胚、工作

阿部 健一(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授)
「僕が熱帯林研究を続ける理由(わけ):生物学から人間学へ」
キーワード フィールドワーク、「森の人」、文理融合、昆虫少年の未来、設計科学

千田 俊哉(高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 教授)
「分子と生物:大型放射光で読み解く生命活動のしくみ」
キーワード 分子、細胞、X線、遺伝子、氏より育ち?

新井 紀子(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授)
「人工知能グランドチャレンジ:ロボットは東大に入れるか」
キーワード 人工知能、自然言語処理、ロボティクス、 数式処理、科学技術の社会的影響

(コモンズURA)

横浜翠嵐高校のみなさんが校外研修の一環で来所

10月21日(火)、神奈川県立横浜翠嵐高校の校外研修の一環で、同校の高校1年生20名、引率教諭1名の計21名が本研究所に来所しました。

当日のプログラムは、渋澤極地研・統数研統合事務部長による「大学共同利用機関及び統計数理研究所」の紹介と概要説明に始まり、続いて数理・推論研究系 加藤昇吾准教授による「マウス活動量データの統計解析」、データ同化研究開発センター 齋藤正也特任助教による「感染症の数理」、統計思考院 高橋啓特任助教による「研究所における研究者」と題した講演がそれぞれ行われ、生徒さんたちは熱心に聴き入っていました。最後に、URAステーション本多啓介URAによる「スーパーコンピュータ」の説明と、計算機室の施設見学案内がありました。

一般の生活では普段なかなか目にする事のないスパコンの見学や、若手研究者の研究紹介を聴くという今回の体験が、生徒さんたちの将来の進路や職業の選択に繋がることを期待してご案内した1日でした。

統数研URAは、所内広報室とともに本件に係る運営実施サポートを担当しました。

(統計数理研究所URAステーション)

横浜翠嵐高校見学案内1

横浜翠嵐高校見学案内:統計思考院 高橋啓特任助教による「研究所における研究者」講演
横浜翠嵐高校見学案内2

横浜翠嵐高校見学案内:「スーパーコンピュータ」の説明と、計算機室の施設をご案内する本多URA

統計数理研究所子ども見学デー2014の開催

10月18日(土)統計数理研究所子ども見学デー2014が開催されました。

当日は、立川市・立川観光協会主催の立川体験スタンプラリーとの同時開催で、爽やかな秋晴れの中、近隣から383名もの来所者がありました。

統数研コーナーでは、(1)「当ててみよう!水槽の中に白玉・黒玉はいくつある?」と題したランダムサンプリングの実験、(2)最強の「じゃんけんアプリに挑戦」、(3)研究所紹介ビデオ上映、といったプログラムが行われました。今年は特に、サンプリング実験において、画像解析の技術を駆使した計測装置が新たに導入され、カメラで瞬時に球の個数を計測する様は、参加者に興味を持っていただけた様子でした。

各プログラムを通じ、少量のサンプルをもとに10万個中の黒球の個数がどのように推定されるのか、じゃんけんで出す手の確率がどのように変化していくのか等、幼児から大人まで幅広い年代の方々に、統計学の一端に触れ親しんでいただく良い機会となりました。

統数研URAは、所内広報室とともに本イベントの運営実施サポートを担当しました。

(統計数理研究所URAステーション) 

統計数理研究所子ども見学デー2014

「じゃんけんアプリに挑戦」

統計数理研究所子ども見学デー2014

体験にエントリーするご来場者のみなさん
統計数理研究所子ども見学デー2014

「当ててみよう!水槽の中に白玉・黒玉はいくつある?」

情報・システム研究機構シンポジウム2014開催終了

情報・システム研究機構シンポジウム2014
去る10月17日(金)一橋講堂(東京都千代田区)において、「情報・システム研究機構シンポジウム2014ー新たなステージに立ち、ともに未来を拓くー」を開催し、約350名の方々にご来場いただき、盛況のうちに閉会しました。

関連記事:情報・システム研究機構シンポジウム2014参加受付開始(2014.09.11)

機構設立10年にあたる今年は、「これまでの10年」を振り返る前半と、「これからの10年」を見据える後半の2部構成のプログラム。その合間には、隣室の中会議場にて約1時間のリサーチコモンズおよび各研究所の研究活動を紹介するポスター・セッションが行われ、活発な意見が交わされました。

前半はまず、常盤豊 文部科学省研究振興局長から来賓のご挨拶をいただいた後、初代機構長の堀田凱樹名誉教授(ROIS)から「法人化をチャンスと捉えるには?」の講演。続いて、設立直後に発足した新領域融合研究センターの足跡を振り返り、立上げの苦労話や現在の研究成果との結びつきを報告する3つの講演が行われました(国立遺伝学研究所 城石俊彦副所長、国立極地研究所 伊村智教授、統計数理研究所 中野純司教授)。

後半は「大学共同利用機関法人としての機能強化〜データ中心科学の国際拠点を目指して〜」というテーマのもと、北川源四郎機構長が壇上に立ってロードマップを示すことからスタート。続いて、金出武雄カーネギーメロン大学教授/元産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター長による招待講演「ロボティクスとビッグデータ」、元Google米国本社副社長兼Google日本法人社長の村上憲郎氏による「データ中心科学の推進と機構への期待」が行われました。この頃には、会場は立ち見が出るほどの盛況となり、さらに若手研究者代表による2つのトーク(統計数理研究所調査科学研究センター 稲垣佑典特任研究員、国立情報学研究所 鯉渕道紘准教授)、そして最後に丹羽邦彦機構長補佐による閉会挨拶が会を締めくくりました。

(コモンズURA)

イノベーション・ジャパン2014に出展

イノベーション・ジャパン2014

9月11日と12日の2日間、東京ビッグサイトにおいて「イノベーション・ジャパン2014-大学見本市」が開催されました。本イベントは、(独)科学技術振興機構(JST)と(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の主催による国内最大規模の産学マッチングイベントとして、500を越える大学とベンチャー企業等が参加し、その研究成果や開発技術を展示、プレゼンテーション等により情報発信し、ビジネスマッチングを促進する総合イベントです。

今回、統計数理研究所では、モデリング研究系の瀧澤由美准教授が出展し、ムサシノ機器㈱と共同で研究を進めている「マイクロ波による液面位置計測方式」の展示を行いました。この技術は、液化天然ガス輸送用の大型タンカーにおける液面位置計測を、高精度かつ安価に実現可能にするものです。

会期中は両日とも盛況で、出展ブースでは70名を越す方々に説明と資料を求められました。特に生命科学の研究者から研究の方法への助言を求められ、液面計測に関わる技術者からは有益な示唆をいただきました。統数研URAは展示支援等を担当し、ポスター展示会場では、説明が研究や技術の詳細に及ぶと、議論が一気に白熱する様子などを間近で体験しました。また研究所概要パンフレットや広報グッズの配布を通じ、統数研をより広く知っていただく良い機会ともなりました。

(統計数理研究所URA、小川洋子)