オープンサイエンス、オープンデータに関するセミナーを開催

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情報・システム研究機構URAステーションは、このたび「データジャーナルエディターと語るオープンサイエンス、オープンデータ」セミナーを開催しました。2016年3月4日に国立遺伝学研究所(三島市)、3月8日に統計数理研究所(立川市)において、それぞれ開催しました。

現在研究データのオープン化は大きなトレンドになっていますが、研究者にインセンティブを与え、データの信頼度を確保し効果的な再利用を可能にするための仕組みはまだ必ずしも十分整っているとは言えません。データジャーナルはこのような問題を解決するために始まっている試みの一つです。データ中心科学のハブを目指して活動している当機構にとって重要なテーマですので、3月初めに東京で開催されたRDA (Research Data Alliance) 総会に来日した、英国Nature Publishing Groupのデータジャーナル“Scientific Data”のデータキュレーションエディターであるDr. Varsha Khodiyarを招き、研究者、URAらが参加する機構内セミナーとして開催しました。

はじめにDr. Khodiyarから、オープンサイエンス・オープンデータの意義や“Scientific Data”の紹介があり、その後各研究所の研究者、URA、図書室関係者、さらには外部からの参加者も交えて活発なディスカッションが行われました。Dr. Khodiyarは、オープン化したデータの再利用を促進するためのメタデータの重要性を強調するとともに、研究データを研究者コミュニティ以外が利用した例として、エボラ出血熱の感染防止政策立案担当者などの例をあげていました。

当機構は、2月8日に「オープンサイエンスにおける研究データのオープン化〜大学のデータ駆動型学術研究を加速するために〜」と題したシンポジウムを、また3月3日にはEUDAT(European Data Infrastructure)と共同でデータインフラに関するワークショップを開催しており、今回のセミナーもそのようなオープンサイエンス・オープンデータに関する取り組みの一環です。これからも国内外の関係機関とのネットワークを強化し、この分野の発展に貢献してまいります。URAステーションも強力にサポートしていきたいと思っています。

(機構長補佐、URAステーション 丹羽邦彦)