I-URIC連携企画 広報力UPセミナー開催

I-URIC連携企画 広報力UPセミナー開催

学術広報においては、日本の研究成果や研究所・大学等の取り組みを”効果的に”海外へ発信するノウハウが、ますます求められている。そこで「本当に効果がある英語発信のノウハウ —英語コンテンツ記事への取り組み事例からー」をテーマに、米国で地方紙の記者として活躍されてきた講演者に、米国におけるコミュニケーションの実態をご紹介いただき、学術広報の目標を考えるセミナーを企画・開催した。他機構3名を含む16名にご参加をいただき、講演後の質疑応答も含めて活発な催しとなった。

□開催概要
主催:I-URIC連携 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
日時:2017年6月23日(金)14:00〜16:30
場所:情報・システム研究機構URAステーション会議室(東京都港区)

講演者の佐藤広子氏は、慶應義塾大学英米文学科卒、米国ノースイースタン大にてジャーナリズム修士取得後、アメリカ地方新聞ジャーナリストとして17年(1999-2016)のキャリアを持つベテラン記者。現在米国ボストンを拠点として、日本向け海外広報サービスを提供するTHE PITCH ROOM, LLC代表を務める。

冒頭は、広報理事 樋口知之 統計数理研究所所長より、現在の学術における海外発信の課題、この課題への取り組み方のヒントに関わるご挨拶をいただいた後、当機構の海外発信の取り組みである「サイエンスリポートWebSite 英語版」について、担当より紹介と説明を行った。

講演では、佐藤氏の実経験に基づいて、アメリカにおける地方紙の現状、SNSをはじめとするメディア環境の変化と旧メディアへの影響、記者へのアプローチのしかた、ライティングのポイントなどについてお話しいただいた。前半のメディアの概況・変化の部分では日本語、後半の事例紹介等は英語で講演いただき、日本語による明確な全体像把握と併せて、具体的な事例では米国と日本との違いをリアルに感じていただける構成とした。

講演後の質疑応答では、ライティングの注意点等についての具体的なものが多く寄せられた。アンケートでも、「具体的にaudienceにreachするか」「いかに記者が読者の心をつかむか」といった課題への示唆や、「伝統的なスキル(取材・ライティング)と新しいスキル(SNS、時代への対応)の両方が必要」であることを認識したなどの回答があった。

(池谷瑠絵)