データサイエンス共同利用・共同研究の促進&大学院教育

データサイエンスの広がりをテーマにシンポジウムを開催

情報・システム研究機構は、去る2月20日、「分野を超えたデータサイエンスの広がり~自然科学から人文社会科学まで~」と題したシンポジウムを、東京大学伊藤謝恩ホールで開催した。大学や企業の研究者など約270名が参加し、一部で立ち見が出るなどの盛況ぶりであった。

当機構は「現代社会が直面する複雑な対象を情報とシステムの観点から捉える」という理念を掲げ、いち早く、データサイエンスの重要性を主張し実践してきた。本年のシンポジウムでは、国立大学、大学共同利用機関法人、企業から講演者を招くとともに、本年度開設したデータサイエンス共同利用基盤施設を紹介する講演を行った。また、併設のポスター会場では、データサイエンス共同利用基盤施設および機構の4研究所がその具体的な活動を紹介するポスター展示を行った。

プログラムはまず、北川源四郎機構長による機構のこれまでの歩みの紹介、続く3名の招待講演では、大学におけるデータサイエンスに関する教育分野も含めた取り組み、データの所有権やオープンデータ化に向けた課題、日本が生き残るために人材育成の上でやらねばならないこと等、種々の提言などが示され、いずれも会場から大きな反響があった。参加者からも、講演資料の公開を強く要望されており、近々ホームページに公開する予定である。

施設の具体的活動については、新施設のセンター長らからの発表に加え、南極昭和基地からの中継もあり、現地のデータ観測の様子などが伝えられた。また、データサイエンスの推進に必要な人材育成についての講演や、藤井理事から「機構の新時代に向けて」と題した講演なども行われた。

本シンポジウムは、機構のデータサイエンス共同利用基盤施設および4研究所の代表者からなるSteering Committeeの協力を得、企画立案から実施まで、URAが中心になって取り組んできた。

当日の講演資料のダウンロード、講演動画の視聴は以下から可能です↓
http://www.rois.ac.jp/sympo/2016/index.html

機構シンポジウム講演集「データサイエンスの推進について」
ダウンロードは以下から可能です↓
https://ds.rois.ac.jp/center0/

(根岸、野水)

情報・システム研究機構シンポジウム2016

南極昭和基地からデータ観測の様子などを中継
情報・システム研究機構シンポジウム2016

北川源四郎機構長

今年も大好評! 平成27年度若手研究者クロストーク

情報・システム研究機構 | 若手研究者クロストーク2015集合写真

昨年度よりテーマや運営内容を大幅刷新した「若手研究者クロストーク」を、去る8月24日〜25日、八ヶ岳ロイヤルホテルで開催いたしました。 昨年度の総研大との共催に加え、今年はさらに他機構からの参加も得ることができ、総研大学生9名、高エネ機構2名、人間・文化研究機構3名を含む49名の研究者が集う、広範囲な分野の「若手研究者の交流」イベントとなりました。

今回のテーマは、データ中心科学および融合研究等に焦点をあてて「データを取る人、使う人 〜融合研究・共同研究の未来を語る〜」としました。新たなメニューとして当機構内4研究所からのミニ講演とパネル討論、昨年好評だった“ワールドカフェ形式”による全員のグループ議論などにより、活発な意見交換と全体の意識共有を行なうことができました。

また、全員のポスター発表により相互の研究内容を深く理解し合う機会を設けたところ、名刺交換をするなど今後の融合研究が期待されるような場面も見受けられました。 さらにテーマ別分科会では、昨年度同様に科研費等外部資金獲得、キャリアアップ、ワーク・ライフ・バランス、論文の書き方・プレゼンなどの身近な問題を話し合い、役立つ情報を持ち帰ることができました。分科会の新たなテーマである、融合研究・共同研究のシーズ探索について考えるグループでは、時間が足りなくなるほど白熱した議論がなされました。

参加者からは「初めてのワールドカフェは、新鮮かつ有意義だった」「日頃接する機会のない他分野研究者と知り合いになれた」などの感想が寄せられました。URAは、これからもこのような研究力強化に役立つ催しを通じて、将来のリーダーを育てる風土醸成に尽力してまいります。

(野水昭彦、コモンズURAチーム)

情報・システム研究機構 | 若手研究者クロストーク2015_1

パネル討論
情報・システム研究機構 | 若手研究者クロストーク2015_2

ワールドカフェ
情報・システム研究機構 | 若手研究者クロストーク2015_3

真剣な眼差し

大学共同利用機関としての貢献を示すために

極地研・統数研統合事務部 企画グループ(極地研 学術振興担当)が主導して、共同研究・研究交流等による実績データを示すウェブページを作成し、平成26年度末から公開を開始しました。これは国立大学を中心とした国内の大学に対して、大学共同利用機関としての極地研の貢献を示す取り組みの一つです。

ウェブページでは、論文の共著数、共同研究の人数、研究者や大学院生の受入れ実績、共同利用設備の利用数、データベースの利用数を大学ごとに示しています。研究戦略企画室では、論文の共著機関分析(国立極地研究所に所属している研究者が主著となっている論文において、共著者の数を所属大学・機関別に集計)および論文の主著機関分析(国立極地研究所に所属している研究者が共著となっている論文において、主著者を所属大学・機関別に集計)を行ないました。

現在は平成25年度のデータを掲載しており、これから徐々に内容を追加していく予定です。どうぞご覧ください。

国立極地研究所ウェブページ
国立大学等との共同研究・研究交流等による実績データ
http://www.nipr.ac.jp/kyododata/

極地研_共同研究・研究交流等による実績データwebsite

(礒野靖子)

留学生に届け!

遺伝研_世界に向けた情報発信2015

遺伝研で学ぶ大学院生のおよそ3割は留学生です。研究は国境や母語とは関係なく進められるものであり、世界中の研究者とのコミュニケーションが重要なので、さまざまな国から留学生が集う環境は、研究者の卵である大学院生にとって大切なものであり、ひいては研究力強化につながるものです。

遺伝研・総研大遺伝学専攻では、一人の学生の指導を複数の教員が担当する制度や、論理的で効果的なプレゼンテーションを英語でおこなうための講義を設けたほか、すべての講義に加えて事務連絡も英語でおこなうなど、国際的にみても競争力のある教育制度を整備してきました。特に海外からの学生に対しては、10週間の研究体験プログラムや複数の奨学金制度が設けられています。しかし世界に向けた情報発信は簡単ではなく、応募学生の出身国や大学をより広げることが課題でした。

そこで、遺伝研で受けられる教育についてより多くの国の学生さんに知ってもらうために、既存のウェブページに加えて新しいポスターとリーフレットを作成し、約30か国・120か所の大学等にお送りしました。1月下旬に締め切られた研究体験プログラムには、昨年の2倍近い応募がありました。現状分析と改善を進め、より多くの多様な学生さんに遺伝研という研究環境に目を向けていただけるよう目指します。

(伊東真知子@国立遺伝学研究所)

平成26年度「新」若手研究者クロストークを開催

平成26年度「新」若手研究者クロストーク

去る9月25日〜26日、平成26年度「新」若手研究者クロストークを開催しました。新領域融合研究センター創設以来、継続してきた「クロストーク」ですが、本年度はリサーチコモンズ事業の一環として、これまでのテーマ設定や運営形式を大幅に刷新。海外留学生も参加しやすい英語化の推進や、総研大との共催などを盛り込んだ「若手研究者の交流」のイベントに、総研大の学生10名やURAステーション10名を含む51名の研究者が参加しました。

「これからの研究の方法論—ピアレビューの限界と第4の科学—」(統計数理研究所丸山宏副所長)、「研究不正とこれからの研究の倫理」(サイエンスライター片瀬久美子氏)、「融合研究のテーマ発掘とその進め方」(初代機構長の堀田凱樹名誉教授)という3つの講演に加え、初日のグループ議論は”ワールドカフェ形式”で行われるなど、新たな試みが参加者に大きな好評を得ました。

情報・システム研究機構と研究のこれからについて大きなコンセンサスを目指すとともに、科研費等外部資金獲得、キャリア、ワーク・ライフ・バランスなどの身近な問題をとことん話し合う機会ともなり、参加者からは「初めてのワールドカフェは、深い議論と全員の意識共有の両立を図ることができ、新鮮かつ有意義だった」「日頃接する機会のない他分野研究者の貴重な話を聞くことができた」「機構設立の意義がよく分かった」などの感想が寄せられました。

URAは、これからもこのような研究力強化に役立つ催しに尽力してまいります。

(野水 昭彦、コモンズURA)


「新」若手研究者クロストーク

来たる9月25日(木)から26日(金)にかけて、
本年度の「新」若手研究者クロストークを行ないます。

運営の中心を新領域融合研究センターからURASに移し、
これまで2回の企画委員会で検討してきた結果、
従来のテーマや運営内容を大きく見直すとともに、
総研大との共催で実施することが決まりました。

今回は、参加者の意欲や満足度を上げるべく、
様々な工夫を取り入れました。

昨年同様な臨時託児所の用意はもちろん、最寄り駅からの送迎バス手配、
また、講演を聴きグループで議論するテーマを3つにして興味を広げたり、
1分自己紹介やポスター発表、
さらには日常研究活動に役立つ分科会を行なうなどの工夫が盛り沢山!

参加対象は、機構内若手研究者と総研大の学生に限定です。

<会場>湘南国際村センター
<参加受付期間>7/18(金)〜8/1(金)

詳しくは、下記のWebページをご覧ください。
新領域融合研究センター | お知らせ
H26若手クロストーク参加募集のお知らせ
http://tric.rois.ac.jp/news/

(野水 昭彦)


新領域融合研究センター冬合宿ならびに運営委員会を開催

NIG2

2014(平成26)年2月24〜25日、湘南国際村センターで開催された融合プロジェクトの冬合宿において、平成25年度の発表が行なわれました。平成25年度からリサーチコモンズ事業に移管したテーマを含め、口頭発表やポスターセッション、さらには完了に向けたワークショップや第3期展望についてのパネル討論も行なわれ、活発な意見が飛び交いました。

(野水 昭彦)