研究支援&専門・技術支援

「遺伝研メソッド」によるプレゼンテーション講習会開催

遺伝研メソッド

研究者にとって研究プレゼンテーション(口頭発表)は必須の活動の一つです。プレゼンテーションの出来で研究の進展やキャリアが左右されることもよくあります。このような活動を支援するために、国立遺伝学研究所(遺伝研)では科学英語プレゼンテーションの方法論「遺伝研メソッド」を開発しました。もともと遺伝研の大学院(総研大・遺伝学専攻)の科学英語教育のカリキュラムとして作られたものですが、言語に依存しない発表技術も多く含まれており、科学的思考力を強化する内容なので、ポスドク・教員や英語を母国語とする留学生にも好評です。

「遺伝研メソッド」を広く知っていただくために、遺伝研リサーチ・アドミニストレーター室(ORD)は「科学プレゼンテーション講習会」(「日本語案内」「英語案内」)を企画しました。2014年に開催した「プレゼン道場」の内容を6時間のコースに集約したほか、旅費支援制度 (Need-based travel grant) の採用、英語で実施により外国人研究者との国際ネットワーキングを図るなど、企画にも工夫を凝らしました。

学会ホームページや研究者コミュニティーのメーリングリストを活用して参加者を募集した結果、国内22大学・研究機関から研究プレゼンテーション能力向上に興味を持つ46名の研究者が三島に結集しました。講義と実践演習をくみあわせた2日間のワークショップを通じ、メソッド開発者である平田たつみ教授(脳機能研究部門)をはじめとする3人の講師から、科学プレゼンテーションの本質、伝えたいことが伝わりやすくするためのプレゼンテーションの構造、理解しやすくするための小技、などを学びました。

(遺伝研リサーチ・アドミニストレーター室)

遺伝研メソッド

NIIオープンハウス2016:産官学連携セミナーを開催

NII情報最前線 産官学連携セミナー2016

国立情報学研究所 研究戦略室と社会連携推進室では、NIIオープンハウス2016で、企業を対象にした産官学連携セミナーを開催します。本セミナーでは、情報学最前線(「市民講座2015」)で講義した3名の若手研究者が、産学連携(企業向け)の視点から研究領域の動向と自らの研究概要をプレゼンします。研究成果の社会貢献が問われる昨今の状況において、産官学連携強化に向け、多様な研究分野・研究者の研究成果や取組み課題等の最新情報を発信します。この機会に、企業等の研究開発者の皆さまに、NIIの若手研究者の研究を知って頂き、若手研究者との交流スタートを期待するプログラムセッションです。

情報最前線 産官学連携セミナー
日時:5月27日(金)14:30〜15:50
場所:小会議室
発表者:
藤原 一毅[NIIアーキテクチャ科学研究系 特任准教授]
川添 愛[NII社会共有知研究センター 特任准教授]
高山 健志[NIIコンテンツ科学研究系 助教]

NIIオープンハウス2016
http://www.nii.ac.jp/openhouse/

(研究戦略室)

オープンサイエンス、オープンデータに関するセミナーを開催

reportpad

情報・システム研究機構URAステーションは、このたび「データジャーナルエディターと語るオープンサイエンス、オープンデータ」セミナーを開催しました。2016年3月4日に国立遺伝学研究所(三島市)、3月8日に統計数理研究所(立川市)において、それぞれ開催しました。

現在研究データのオープン化は大きなトレンドになっていますが、研究者にインセンティブを与え、データの信頼度を確保し効果的な再利用を可能にするための仕組みはまだ必ずしも十分整っているとは言えません。データジャーナルはこのような問題を解決するために始まっている試みの一つです。データ中心科学のハブを目指して活動している当機構にとって重要なテーマですので、3月初めに東京で開催されたRDA (Research Data Alliance) 総会に来日した、英国Nature Publishing Groupのデータジャーナル“Scientific Data”のデータキュレーションエディターであるDr. Varsha Khodiyarを招き、研究者、URAらが参加する機構内セミナーとして開催しました。

はじめにDr. Khodiyarから、オープンサイエンス・オープンデータの意義や“Scientific Data”の紹介があり、その後各研究所の研究者、URA、図書室関係者、さらには外部からの参加者も交えて活発なディスカッションが行われました。Dr. Khodiyarは、オープン化したデータの再利用を促進するためのメタデータの重要性を強調するとともに、研究データを研究者コミュニティ以外が利用した例として、エボラ出血熱の感染防止政策立案担当者などの例をあげていました。

当機構は、2月8日に「オープンサイエンスにおける研究データのオープン化〜大学のデータ駆動型学術研究を加速するために〜」と題したシンポジウムを、また3月3日にはEUDAT(European Data Infrastructure)と共同でデータインフラに関するワークショップを開催しており、今回のセミナーもそのようなオープンサイエンス・オープンデータに関する取り組みの一環です。これからも国内外の関係機関とのネットワークを強化し、この分野の発展に貢献してまいります。URAステーションも強力にサポートしていきたいと思っています。

(機構長補佐、URAステーション 丹羽邦彦)

国立情報学研究所 NII SEEDs集刊行

国立情報学研究所NII

NIIにはどのような研究に強みを持つ研究者が在籍するのか知りたいという企業の方々からいただく声にお応えして、この度、研究概要を分かりやすくご紹介する研究シーズ集「NII SEEDS」2016年度版を作成しました。

『NII SEEDS』はNIIのホームページからダウンロードいただけます。

過去のご紹介はこちらから
2014.04.05
国立情報学研究所 NII SEEDs集刊行

(岡本 裕子)


EUDAT/ROIS Collaborative Infrastructure Workshop

情報・システム研究機構(ROIS, Research Organization of Information and Systems)は2016年3月3日にEUDAT(European Data Infrastructure)と共同でデータインフラに関するワークショップを開催しました。これはこのたび東京で(アジアで初めて)開催されたRDA (Research Data Alliance) 総会の併設イベントとして行ったものです。

今回のワークショップはROISの国立情報学研究所(NII)が中心になって日本側のとりまとめを行いました。機構URAは企画・実行に協力し、ワークショップではROIS紹介のプレゼンテーションも担当しました。

ワークショップの構成は2部構成で、第1部ではEUDATとROISを中心とした様々な研究者らが発表を行い、データ中心科学のためのデータ共有基盤の国際的な相互協力を模索するディスカッションを行いました。続いて第2部では、地球物理学のEISCAT、言語学のCLARINなどの各ドメインにおける研究者がデータ共有事例を紹介し、データ共有基盤に対するニーズを説明しました。約50名の参加者の間で活発な意見交換が行われ、ワークショップ終了後も別の会議室に移ってディスカッションが続けられるなど盛況のうちに終了しました。

ROISとEUDATとの協力関係は、2015年2月にROISが開催した「データ中心科学に関する国際ワークショップ」にEUDATのCoordinatorを招待した際に、相互協力に関するMoUを締結し、そのあと2015年9月のRDA総会(パリ)の際にミーティングを持ったことなどを通じて構築されてきました。今回のワークショップを通じてさらに両者の人的関係も深まりましたので、これをベースとして一層協力関係を発展させていく予定です。

<用語解説>
EUDAT:研究開発枠組みプログラムであるHorizon2020の一環として、ヨーロッパにおけるデータ共有基盤整備を行っているプロジェクト。

RDA:研究データの共有と交換を促進し、データ駆動型イノベーションと科学的発見を加速することを目的とした国際組織。2013年に創設され、現在約100か国から3,000名のメンバーが参加している。

(丹羽邦彦)

EUDAT and ROIS collaborative Data Infrastructure Workshop

北川機構長あいさつ
EUDAT and ROIS collaborative Data Infrastructure Workshop

司会:NII武田英明教授

EUDAT and ROIS collaborative Data Infrastructure Workshop

ディスカッション(1)
EUDAT and ROIS collaborative Data Infrastructure Workshop

ディスカッション(2)

情報・システム研究機構シンポジウムを開催します。

情報・システム研究機構シンポジウム2015

テーマ「オープンサイエンスにおける研究データのオープン化」
2016.1.4、参加受付を開始しました


当機構は「現代社会が直面する複雑な対象を情報とシステムの観点から捉える」という理念を持ち、いち早く「第4の科学」の重要性を主張し実践してまいりました。

来る平成28年度から始まる法人第3期には、これまで進めてきたデータ中心科学リサーチコモンズ事業をさらに大きくステップアップして、大学のデータ駆動型学術研究の加速に向けた支援事業を推進する計画です。

そこで本年の機構シンポジウムは、「オープンサイエンスにおけるオープンデータ」をテーマとして取り上げ、これからの科学方法論に絡む様々な問題と施策について、研究データのオープン化を切り口に考えることにいたしました。

例えば成果評価として、論文形式以外にデータ生産者の貢献をどう評価するか、など、問題を広い視点で捉え、様々な立場から議論するとともに、世界の最新動向を把握し、今後の方向性を考えていくきっかけになれば幸いです。

産官学を始め、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

情報・システム研究機構シンポジウム
オープンサイエンスにおける研究データのオープン化
プログラムはこちらから

科研費応募支援、今年度も大詰めを迎えました!

極地研磯野report

以前の記事で平成27年度前半の科研費応募支援を紹介しましたが、支援も大詰めを迎えました。今年度後半には、新しい取り組みとして9月15日(火)と10月3日(土)に「科研費、書ける日っ!調書執筆ワークショップ」を開催しました。このワークショップは「なかなか調書を書く時間が取れない」という教員の声を受けて企画したもので、調書を書くためのまとまった時間を確保することと、自身の申請課題について名誉教授や副所長、URAや他の研究者と意見交換することを目的としています。

開催日時の調整が遅れて、学会期間中となったり、土曜日となってしまったためか、参加者数自体は5名と多くはありませんでしたが、申請課題の紹介と意見交換では一人30分以上の十分な時間をとって議論をすることができました。また、名誉教授からは審査経験を踏まえた審査時のポイントを聞くことができ、参加した研究者は熱心にメモを取りながら次々に質問を投げかけていました。

10月からはいよいよ調書の査読です。昨年と同様、一つの調書につきURA1名と所長・副所長・名誉教授等1名の計2名体制で査読を行ないました。査読は11月上旬の締め切りぎりぎりまで続き、多い日は4、5件の調書に目を通すこともありました。今年度の極地研からの申請数は昨年度の60件を上回る63件となり、URAの査読数は52件にものぼっています。

一年を通じて様々な形で支援をしているとそれぞれの申請課題に思い入れがあり、一つでも多く採択されてほしいと思うのですが、さてー。来年4月の結果が待たれます。

(礒野靖子)

researchmap講習会を開催

統数研_researchmap講習会

2015(平成27)年10月6日(火)、統計数理研究所・URAステーションおよび国立極地研究所・研究戦略企画室が共同で、researchmap講習会を開催しました。

researchmapは、日本の研究者総覧データベースとして、現在約24万人の研究者情報を収録しているサービスです。今回の講習会開催のきっかけは、所内研究者からresearchmapの使用法に関して、まだよく分からない、という声が挙がったことでした。これを受け、両研究所のURAは協力して講習会を企画し、立川地区の研究者等に現状のresearchmapの操作に「慣れて」 いただくことを目的に、実際の使用場面で生まれる具体的な質問(利用者の生の声)を、講師に投げかけ可能な機会としました。

当日は、researchmap運営主体の科学技術振興機構(JST)より白石淳子様(知識基盤情報部・主査)を講師にお迎えし、ご講演の後半では、統数研および極地研の研究者から事前に寄せられた質問への回答・アドバイス等を交えてお話いただきました。また、本講習会には、統数研、極地研の他に、情報・システム研究機構 立川キャンパス近隣の人間文化研究機構 国立国語研究所および国文学研究資料館の計4機関から、研究者やURA、技術職員、補佐員等、計44名が参加しました。

次々と手が挙がった質疑応答の様子からは、各々のresearchmapへの関心度・注目度の高さが感じられ、参加者からは好評の言葉をいただくことが出来、大変有意義な会となりました。

(小川洋子)

今年もいろいろな科研費応募支援を進めています!

平成27年度は年度初めから科研費の応募支援を進めています。4月は「研究活動スタート支援」の応募時期でした。昨年度はURAが着任したばかりで対応していませんでしたが、今年度は応募総数6件のうち、学位を取りたての特任研究員や秋以降に着任した教員などから査読希望のあった5件を査読しました。他の研究機関から極地研に移動してきた研究者は、「以前の所属機関では直属の上司にも調書を見てもらう機会がほとんどなかったため、査読をしてもらえるのはとてもありがたいし、査読の内容も非常に丁寧で参考になる」との感想をいただきました。

極地研に着任したばかりの研究者は、研究戦略企画室がどういった活動をしているのかを知りません。今回の取り組みを通じ、我々の取り組みや企画をメールや掲示板できちんと伝えたり、積極的に活用してもらえるよう丁寧に対応していくことが大切だと感じました。

この他、5〜8月にかけては昨年度に引き続き「科研費再チャレンジ支援」(2014年6月8日の活動報告記事参照)や「科研費研究計画調書検討会」(2014年9月8日の活動報告記事参照)を行ないました。

(礒野靖子)

科研費申請支援活動がスタート!ー NII 科研費 書き方講座も開催

NII_科研費研究計画調書 種目別書き方講座

8月31日(月)、研究戦略室と社会連携推進室は、NII所内にて「科研費研究計画調書 種目別書き方講座」を開催しました。

基盤A(越前教授)、基盤B(相澤教授・福田准教授)、新学術領域(稲邑准教授・佐藤いまり教授)の科研費研究計画調書の種目別書き方講座を行いました。科研費採択経験者である教員からは、各種目における科研費調書を書くときの重要ポイントや留意点をお話しいただきました。

冒頭、総括・審査員視点として本位田副所長からは、「保有する技術をベースとして実現可能な具体的な実施計画を書くことが大切である」とアドバイスがありました。喜連川所長からは、「読み手に立った視点で書くように」とし、ある種のサプライズが必要であると述べました。   加えて研究戦略室では、テーマ構想・提出種目検討の段階、申請書のドラフトチェックの段階、コメンテータレビュー後の段階において申請書支援を実施しています。昨年から始まったURAの取り組みですが、利用者からは、「第3者の視点が役だった」などの意見がありました。

科研費採択率向上および科研費採択数増を目指して、研究戦略室では9月・10月と随時の相談活動、締切までの書き方支援を継続的に行っていきます。

(研究戦略室)