効果的な広報・コミュニケーション活動

2014年9月のリサーチコモンズWebSiteから

リサーチコモンズWebSite | rv011

7月に化学反応経路の探索・解析ツール「RMapViewer」を公開した「データ中心ケミストリー」の佐藤寛子准教授(国立情報学研究所)。そこで今回はこのツールのポイント、そしてこれを使って、これからいったいどんな研究や開発が可能になってくるのか、さまざまな広がりなどについてご紹介します。

新着情報も盛り込んだ「データ中心ケミストリー」のページも併せてご覧ください。

■Research View 011
未探索の新物質をデスクトップで発掘しよう。
[データ中心ケミストリ] 佐藤寛子 (国立情報学研究所・准教授)

■researchmapつながるコンテンツでは……
なぜ多くの男性がセクハラに気づかずにいられるのか?──日本におけるセクシャルハラスメントに関する最初の裁判以来、社会学の立場からこの問題に取り組む大阪大学の牟田和恵教授にお聞きしました。

つながるコンテンツ | 可能性を照らす道 6
「セクハラ問題を考えるには。」
牟田和恵 大阪大学 教授

(池谷瑠絵) 


兵庫高校「東京みらいフロンティアツアー」の一環で来所

8月4日、統計数理研究所では、国文学研究資料館、国立国語研究所、国立極地研究所との連携のもと、兵庫県立兵庫高校「平成26年度東京みらいフロンティアツアー」の一環により、同校の生徒38名、引率教諭3名、計41名の来所見学受け入れを実施しました。

当日は、猛暑のさなか、関西から東京への移動を経て到着した高校生をお迎えし、丸山宏副所長の司会進行のもと、次のようなプログラムが展開されました。

樋口所長からは、歓迎の挨拶及び「研究所の概要説明」があり、各先生方の講演を、これから進路を選ぶための参考にして欲しい、と励ましの言葉をいただきました。続いて、国立極地研究所 本吉副所長による「南極からみた地球の歴史」、統計数理研究所 野間助教による「統計が新しい医療を創る? 〜医薬品の開発,PM 2.5の大気汚染研究から先端医学研究まで〜」、国文学研究資料館 山下教授による「日本の古典の魅力」、国立国語研究所 石本特任助教による「円滑な会話の仕組み」と題した講演がそれぞれ行われました。また、講演終了後は、立川キャンパス各研究所の施設を見学し、生徒さんたちは熱心に説明を聞いていました。

今回のツアーを迎え入れるにあたり、本日の講演等が、生徒さんが進路を選ぶきっかけの一つになれば、という思いを込めてご案内した1日でした。本件に係る企画準備は、統数研の企画グループとURAが支援しました。

(統計数理研究所URA)

兵庫高校「東京みらいフロンティアツアー」集合写真

兵庫高校「東京みらいフロンティアツアー」
41名のみなさんを歓迎

兵庫高校「東京みらいフロンティアツアー」丸山宏副所長

丸山宏副所長の司会進行でスタート。
左は樋口所長。


兵庫高校「東京みらいフロンティアツアー」施設見学

「東京みらいフロンティアツアー」施設見学
(スーパーコンピュータ)


2014年8月のリサーチコモンズWebSiteから

リサーチコモンズWebSite | rv010

「細胞建築学」というちょっと耳慣れない名を冠しているのは、遺伝研の木村暁研究室。「スピリットはなるべく昔の人のまま、新しいツールを駆使して挑みたい」と、細胞生物学に新しい視点からアプローチします。中でも細胞質流動の研究で成果を挙げているデータ同化の手法は、他の生物系にも有効であることから「いわば布教活動のようなものにも取り組んでいます」とのこと。詳しくは、ぜひ記事をご覧ください。


■Research View 010
「建築」という視点で細胞を解明する。
[データ同化・シミュレーション支援技術] 木村暁(遺伝研・准教授)

■researchmapつながるコンテンツでは……
福井県にあるLake Suigetsuは、その湖底に、地球の地質学的年代を決める地層「年稿」を蔵する湖として、世界的にその名が知られています。2012年に続いて、4度目の掘削に取り組む立命館大学 古気候学研究センターの中川毅教授に、これから何がわかってくるのか? おききしました。

つながるコンテンツ | 可能性を照らす道 5
「水月湖から何を知ることができるか。」
立命館大学 中川毅 教授

(池谷瑠絵) 


学術情報基盤オープンフォーラムの英文版要旨公開

学術情報基盤オープンフォーラム

5月に開催した学術情報基盤オープンフォーラムの英文版要旨を公開しました。

HTML版はこちらから↓
NII Open Forum 2014 -Thinking and Crating Together, a Future of Academic Information Infrastructure- May 29 Thu.

(NII研究戦略室) 


機構設立10周年記念シンポジウム

今年、設立10年を迎える大学共同利用機関法人は、
国立大学の改革と同じように、機能強化や変革を求められています。

そこで、原点に戻り改めて役割を再認識するとともに、
新たな時代へ向けた機構のビジョンを明示し、
全員が一丸となって、達成へ向けて突き進む必要があると考え、
シンポジウム開催に向けた検討を行なってまいりました。

本年3月7日、私は新人URAとしてURA合同会議に初参加の席上、
「”やらない”も含めて検討を!」と申し上げましたが、
以来、まさに抜本から役割を考え、議論を重ねてまいりました。

機構のこれまでとこれからの姿を内外に訴求する機会として、
機構内の相互理解、意識向上、組織一体感の向上を目指す
10周年シンポジウムが、今ようやく形になり、
開催日も、10月17日 金曜日(一橋講堂にて)と決定いたしました。

ぜひ外部からも積極的なご参加をお願い申し上げます。

(野水 昭彦)


2014年7月のリサーチコモンズWebSiteから

リサーチコモンズWebSite | rv009

今月のResearch View、まず注目してほしいのは、パンダねずみこと「ファンシーマウス」(画像右)。遺伝研では、このように珍しい柄を持つものを含めたマウスが、飼育のほか冷凍保存によっても、系統維持されています。

今回の成果は、このようなマウスの系統を使い、「生殖隔離」という生物学の王道とも言える難題に挑む、岡特任研究員の成果です。

■Research View 009
どんなしくみで「種」が分かれるのだろう。
[遺伝機能システム] 岡彩子(新領域研究センター・特任研究員)

■researchmapつながるコンテンツでは……
日本版MOOCsが立ち上がった一方、代表的なMOOCsのひとつ「couresera」では東京大学のコースが立ち上がりました*。……このようなオンライン教育の現状を踏まえ、特に高等教育への示唆を中心に土屋先生にお話をうかがいました。

つながるコンテンツ | 可能性を照らす道 4
「MOOCsが高等教育に示唆するもの。」
大学評価・学位授与機構 土屋俊 教授
*以前、researchmapつながるコンテンツにご登場いただいた五十嵐先生のコースもオープン。併せてご覧ください。(2014/08/08)

(池谷瑠絵) 


オープンハウス&連携イベント2014

平成26年6月12日に、統計数理研究所に於いて、横幹技術協議会、横幹連合、統計数理研究所の3機関主催による「第42回横幹技術フォーラム文部科学省委託事業合同報告会-数学と産業の協働、データサイエンティストの育成-」が開催され、来場者は、118名あった。

当日は、統数研伊藤聡教授による「数学協働プログラム」に係る成果報告、広島大学西森拓氏による「アリにおける意思決定と失敗戦略」と題した講演、丸山宏副所長による「データサイエンティスト育成ネットワークの形成」に係る成果報告が行われた。

続いて、後半は大阪ガス(株)河本薫氏による「普通の企業におけるデータ分析人材のやりがいと苦悩」と題した講演、楽天(株)平手勇宇氏による「ビッグデータによるサービスの改善」と題した講演、河本、平手、丸山3氏による 談「データサイエンティストの未来」が行われた。最後に、出口光一郎横幹連合会長による閉会挨拶があり終了した。今年度は、オープンハウスの連携イベントとして合同報告会が行われたものである。

続いて2日目は、メイン行事である統計数理研究所のオープンハウスが行われた。産総研後藤真孝氏による「音楽情報処理が切り拓く未来」と題した講演、統数研持橋大地准教授による「音楽と言語へのベイズ統計的アプローチ」と題した講演、が行われた。そのほか、ポスター展示による研究紹介、統計よろず相談、総研大複合科学研究科統計科学専攻大学院説明会がそれぞれの会場に分かれて行われた。来場者は、172名であった。

統数研URAの役割:開催準備全般・運営支援、講演動画配信、広報活動

(運営企画本部広報室) 

統計数理研究所オープンハウス2014 ポスター展示による研究紹介のようす

統計数理研究所オープンハウス2014 ポスター展示による研究紹介のようす
統計数理研究所オープンハウス2014 特別講演会のようす

統計数理研究所オープンハウス2014 特別講演会のようす

スパコン愛称の決定

統数研では平成26年度、タイプの異なる3つのスーパーコンピュータを順次導入しています。4月から共有クラウド計算システムと世界最大規模の共有メモリ領域を持つデータ同化スパコンが稼働中です。7月からは分散メモリ型の統計科学スーパーコンピュータの稼働を開始します。

このように最新のスパコン群が整備されていくなかで、統数研ではこの強力な計算資源を基礎研究、共同利用研究の柱と捉え、様々な支援策を実施していくことになっています。その一環として、より一般の方に親しんでもらおうということからスパコンの愛称を広く募集しました。

統数研HPのスパコン愛称募集サイトにて平成25年12月25日(水)〜平成26年1月20日(月)の期間で募集したところ予想を超えるたくさんの応募が集まりました。この応募のなかから所長、及び、スーパーコンピュータシステム仕様策定委員会(以下委員会)による厳正なる審査の結果、下記のように愛称を決定しました。

データ同化スーパーコンピュータシステム
愛称:「A」
理由:Assimilation(同化)、Advanced(高等の, 上級の)から
統計科学スーパーコンピュータシステム
愛称:「I」
理由:Intelligence(知能)、Investigate(研究する)から
共用クラウド計算システム
愛称:「C」
理由:Cloud(クラウド、雲海)、Community(共同社会)から

選定理由として──

  • 各システムの特徴を1文字で端的に表現している。
  • ・ロゴマークのデザイン化が容易。
  • 3つそろうと統数研元所長、故 赤池弘次先生の業績、AICとなり、今後3つのスパコンが互いの特徴を活かしつつ、三位一体となって活躍するイメージにつながり、統計数理研究所ならではの愛称としてふさわしい。

今後、統数研ではこの愛称をもとに様々な広報活動を実施していきます。また大学共同利用機関法人として、統計科学分野の研究者にとって、より使いやすいスパコンを目指して技術的支援策をURAステーションが担当していきます。

統数研URAの役割:愛称公募係(愛称募集告知、公募事務など)を担当

(統計数理研究所URA) 


2014年6月のリサーチコモンズWebSiteから

リサーチコモンズWebSite | rv008

地球を解明する……というと、とてつもなく大きなテーマですが、少しずつ少しずつパズルのピースがはまっていくように、人類が知ることができる部分が拡大しています。

統数研の才田聡子特任研究員が、データ同化を使って取り組むのは、極地の上空に現れる「オーロラ」。人類をはじめ生物にとって危険な太陽風の「予報」にもつながる可能性を持った研究です。

■Research View
オーロラはどこに降る?
[データ同化・シミュレーション支援技術] 才田聡子 (統数研・特任研究員)

■researchmapつながるコンテンツでは……
つながるコンテンツ | 可能性を照らす道 3
「地球の内部はどう活動しているか。」
海洋研究開発機構 宮腰剛広 主任研究員

(池谷瑠絵) 


オープンハウス(研究所一般公開)を開催

NIG2

国立情報学研究所(所長 喜連川 優、以下NII)は、5月30日・31日の2日間、オープンハウス(研究所一般公開)を開催しました。(後援:東京都千代田区)

初日は、喜連川所長の開会挨拶の後、基調講演としてMark Korver氏(Solutions Architect at Amazon Web Services)による「Education on AWS: 教育×クラウドの潮流」、佐藤 一郎教授(NII)による「ビッグデータとパーソナルデータ」が行われました。

同日開催された企業マッチメイキング「NII SEEDs-イノベーション共創」では、「メディア・センシング」「人間社会とビッグデータ」の2つテーマを設け、企業関係者が参加しました。NIIの研究活動の紹介を行ったのちブースで個別の議論を行い、研究内容の理解や企業のニーズを深める機会となりました。また、URAによる共同研究よろず相談所を開設し、企業とのコラボレーションの機会創出を目指しました。

2日目は、基調講演として大隅 典子教授(東北大学)による「夢を描こう!:顔面発生から超音波発声までの研究人生」、山岸 順一准教授(NII)による「自分の声でコミュニケーション!〜音声合成技術最前線」が行われました。この日は、高校生や一般を対象としたミニレクチャーやワークショップが開かれ、東京都立戸山高等学校の生徒約70名もワークショップに参加し、情報学研究の一端に触れていただきました。

両日とも研究成果について約100のブースでポスター展示やデモ、プレゼンテーション、大学院説明会などが開かれ、参加者からは「若い人も参加していたので活気があり頼もしかった」「研究者と直接意見交換ができる機会でよかった」といった感想が寄せられました。

当日の講演映像、研究成果発表のポスターは、一部を除き、後日、NIIのホームページで公開します。

※上掲の写真は、企業マッチメイキングの様子

(岡本 裕子)